コッパ・イタリア準決勝セカンドレグが10日に行われ、アタランタとナポリが対戦した。
2年ぶりの決勝進出を狙うアタランタと昨季覇者のナポリが対決。3日に行われたファーストレグはスコアレスドローで終わったが、セカンドレグは立ち上がりから動いた。アタランタは10分、ドゥバン・サパタがペナルティエリア前右で相手のプレスが緩んだところを右足一閃。強烈なミドルシュートをゴール左隅に突き刺して先制点を挙げた。
さらにアタランタは16分、エリア前のロビン・ゴセンスがエリア右へ鋭いパスを入れると、サパタがダイレクトでつなぎ、最後は中央に走り込んだマッテオ・ペッシーナが左足で蹴り込んで追加点を挙げた。その後もアタランタが試合を優位に進め、2点リードで折り返した。
後半に入ってナポリは50分、敵陣中央のティエムエ・バカヨコが縦にスルーパスを送ったが、エリア中央へ走り込んだイルビング・ロサノにはわずかに合わず。それでも直後の53分、エリア右に抜けたバカヨコがシュートを打つと、DFに当たったボールをゴール前のロサノがジャンピングボレー。一度はGKに阻まれたが、ロサノが自らこぼれ球を押し込んで1点を返した。
1点差にされたアタランタは69分、ペッシーナがエリア前左から左足ボレーで狙ったが、シュートはGKダビド・オスピナに阻まれた。ナポリは75分、ディエゴ・デンメが右サイドを抜け出してグラウンダーのクロスを入れると、飛び出したヴィクター・オシムヘンが合わせたが、これはGKピエルルイジ・ゴッリーニの好セーブに防がれた。
再びスコアが動かしたのは78分。アタランタはヨシップ・イリチッチがエリア中央へ縦パスを送り、DFを背負ったサパタがワンタッチでつなぐ。エリア中央に走り込んだペッシーナがDFをかわし、GKとの一対一も冷静に左足で沈めて勝負を決める追加点を挙げた。
試合はこのまま終了。アタランタがホームで昨季王者のナポリに快勝し、2シーズンぶりのコッパ・イタリア決勝進出を決めた。5月19日に行われる決勝では、ユヴェントスと対戦する。
【スコア】
アタランタ 3−1(2戦合計:3−1) ナポリ
【得点者】
1−0 10分 ドゥバン・サパタ(アタランタ)
2−0 16分 マッテオ・ペッシーナ(アタランタ)
2−1 53分 イルビング・ロサノ(ナポリ)
3−1 78分 マッテオ・ペッシーナ(アタランタ)