やりとりの映像残るも…中指立てたコンテ監督と暴言のユーヴェ会長、ともにお咎めなし

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2021年02月11日 21:12  サッカーキング

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コンテ監督(写真)とユーヴェ会長にお咎めなし [写真]=Getty Images
イタリアのスポーツ判事は、インテルのアントニオ・コンテ監督とユヴェントスのアンドレア・アニェッリ会長に対する処罰を下さなかったようだ。11日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じた。

 インテルとユヴェントスはコッパ・イタリア準決勝で対戦し、ユヴェントスが2戦合計スコア2−1で決勝進出を決めた。しかし、9日にユヴェントスのホームで行われたセカンドレグで“事件”は発生。コンテ監督がユヴェントスが陣取っていたスタンドに向けて中指を立てると、アニェッリ会長もコンテ監督に向けて「自分のケツにその指を突っ込んでろ、クソッタレ」と叫んで応戦した模様。この様子は映像にも残っており、現地で物議を醸していた。

Il gestaccio di #Conte all’intervallo 😶 pic.twitter.com/KPPeDtLTx3— Romeo Agresti (@romeoagresti) February 9, 2021

Quite a moment at the end of Juventus-Inter when Juventus president Andrea Agnelli screams towards Inter bench where Antonio Conte is:

“Fu** off shut up a**hole”#inclusion pic.twitter.com/kK2fLkQOWN— Tancredi Palmeri (@tancredipalmeri) February 9, 2021

 コンテ監督が中指を立てた背景には、ユヴェントスのスタンドが試合中に野次を飛ばしたことに腹を立てたためだとも推察されているが、真相は不明だ。同監督は試合後、「ユヴェントスはもっと上品に振る舞うべき。彼らにはスポーツマンシップやリスペクトといったものが必要だね」と苦言を呈していた。

 結局、審判からの報告書や監査役の資料に深刻な反スポーツマンシップ行為を裏付けるだけの証拠がなかったため、スポーツ判事は両者への追及を行わないと判断した模様。代わりに、イタリアサッカー連盟(FIGC)が捜査に乗り出したことを発表し、すでに試合を担当した第4審への事情聴取も行われている。

 コンテ監督はユヴェントスを率いていた2014年夏、補強の方針をめぐってアニェッリ会長と対立し、シーズン開幕前に電撃辞任を発表。以降、両者の関係悪化が伝えられるようになっていた。

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