ライプツィヒに所属するフランス代表DFダヨ・ウパメカノのバイエルン移籍が決定的となったようだ。12日、ドイツ紙『ビルト』が報じている。
今季限りでライプツィヒを退団する可能性が高いとされてきたウパメカノにはこれまで、チェルシーやリヴァプールなどのクラブから関心が報じられていたが、今季終了後にバイエルンに加入することが決定的となったようだ。
バイエルンのハサン・サリハミジッチSD(スポーツディレクター)は『ビルト』の取材に応じ、合意に至ったのかとの問いに対し、「バイエルンとして非常に喜ばしいことで、喜ぶことができる」と回答。5年契約が締結されるとみられている。また、同SDは以下のようにこれまでの経緯を説明している。
「ダヨは若い選手で、その資質はすでに例外的に発達している。我々は彼の代理人と何ヶ月にもわたって、非常に良い、集中的で専門的な話をしてきた。我々は彼に、バイエルンでのキャリアについてのビジョンを提示したんだ。この1週間、ドーハで改めて関係者と話したが、長いプロセスを経て、選手、家族、経営陣はバイエルンが適切なパートナーであると確信した」
バイエルン加入が決定的となったウパメカノの移籍金は4000〜4500万ユーロ(約50億円〜56億円)とみられているようだ。同選手には、今季限りでバイエルン退団が決定的となっているオーストリア代表DFダヴィド・アラバの代役が期待されており、同クラブのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOは12日付けのドイツメディア『スカイスポーツ』とのインタビューで、「我々は穴を埋める必要がある。ウパメカノは信頼できる選手だ」と話した。
現在22歳のウパメカノは2015年7月、ザルツブルクでプロとしてのキャリアをスタートさせた。2017年1月にライプツィヒに加入し、通算139試合に出場している。クラブの主力に定着し、昨季はチャンピオンズリーグ(CL)ベスト4進出に貢献した。また、昨年9月にはフランス代表デビューを果たし、通算3試合に出場している。