姑の煙草が許せない! 息子は喘息持ちなのに……ママ友LINEで飛び交う「義実家」愚痴エピソードを覗き見

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2021年02月14日 21:32  サイゾーウーマン

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サイゾーウーマン

今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。


 昔から「嫁姑問題」という言葉があるように、義実家との付き合い方に頭を悩ませるママたちは少なくない。コロナ禍の影響で、義実家との接触は表向き減ったと思われるが、それによって新たな悩みのタネを抱えたというママもいる様子。一方で、そもそも義実家と同居をしており、逆に一緒にいる時間が増えてげんなりしているママの声も聞こえて来る。ママ友LINEでは、義実家をめぐるリアルな愚痴エピソードが飛び交うこともあるようだ。

喘息の息子がいるのに……隠れてタバコを吸う義母が信じられない!

 関東圏にあるベッドタウンで、6歳になる息子を幼稚園に通わせている久美子さん(仮名)。彼女は6歳年上の夫と、70代の義母と暮らしている。

「私が住んでいる駅は、駅前に高層マンションが建ってから、若い子連れ夫婦が増えています。うちは、夫が子どもの頃から住んでいた一軒家をリフォームして、義母と息子と夫との4人暮らし。周りからは『一軒家に住めるなんてうらやましい』と言われるのですが、私は新築マンションで暮らしているママ友のほうがいいなって思うんです」

 「同じ家に住んでいると衝突が避けられない」という久美子さん。義母は何度言っても、家族で決めたルールを破ってしまうそうだ。

「うちの子は喘息持ちなので、室内ではタバコを吸わないように約束しています。なのにこの前、煙の臭いがすると思って台所に行ってみると、義母が換気扇の下でタバコを吸っていたんです。これには腹が立って、夫にも伝えました。注意してもらえると思ったら、『もともとは母さんの家なのだから、我慢して』と一言。この話をママ友にLINEしたら、『それは義母と旦那さんがおかしい!』と一緒に怒ってくれて、ちょっとはすっきりしましたが……。特に夫には、あきれてしまいましたね」

 久美子さんの夫は、親類が経営している内装工事の事務所で働いている。彼女も、繁忙期などに仕事を手伝うこともあるというが、「身内だから」という理由で、無給なのだそうだ。

「息子は周りの子と比べると早生まれで体も小柄。心配だったので小学校に入るまでは、家にいたかったんです。でも、自宅にいると義母から書類の整理や、簡単なデータ入力を頼まれて……。そんな時は、ママ友に『また義母から仕事を頼まれたよ』って、泣き顔のスタンプと送っています」

 義母との同居は、1日中家にいる専業主婦ならば息も詰まってしまう状況だろう。久美子さんも例外ではない。

「義母は子どもを3人産んでいるので、子どもが1人しかいない私は暇に見えるみたいなんです……。今は、じいじやばあばも、幼稚園にお迎えに行ったり、育児を手伝ったりしてくれる家もあるようなのですが、義母は『私の時はもっと大変だった』と、言ってくるので、イラッとしますね」

 そんな久美子さんの息抜きは、ママ友たちとのLINEテレビ電話だという。

「幼稚園のママ友とは、今はカフェにも行きづらいので、もっぱらLINEのグループチャットでメッセージを送り合っているのですが、たまにテレビ電話もします。義母に会話が聞こえないように、ベランダに出て、愚痴ってますよ(笑)」

 今は、子どものお迎え時もマスクをしたまま。ママ同士の会話を控えなければならない園もあるという。「義母へのストレスとともに、普段ママ友と顔を合わせていても会話ができないストレスを、LINE電話で存分に発散してます」と久美子さんは笑った。

夫と息子が「関東近県の義実家」に帰省。東北出身ママのモヤモヤ

 都内で、5歳になる息子を保育園に通わせている薫さん(仮名)は、夫が義実家へ帰省することがモヤっとしてしまうという。

「夫の実家は、都内から2時間近くかかる関東近県にあります。去年の緊急事態宣言の時は、家族みんなで外出を控えて過ごしていたのですが、この年末年始、夫はカーシェアで、子どもと一緒に帰省していたんです」

 薫さんの息子が通っている認証保育園では、施設の建物が狭いため、感染予防策を特に気をつけている。そのため、保護者にもやんわりと注意勧告があった。

「別の保育園の園児なのですが、PCR検査の結果、陽性だったらしいのです。それ以来、先生たちがものすごくピリピリしたムードで、年末年始も『なるべく外食は控えてください』と言われましたね。私は接客業で、人と会わなければならない仕事なので、『外食』ではないものの、複雑な気持ちでした……」

 そんな中、薫さんの夫は「車で行くのなら大丈夫」と言って、帰省を取りやめてくれなかったそう。

「夫は義母から『孫の顔が見たい』と言われて、あっという間に車を借りて帰ってしまいました。一方、私は仕事先から『念のために帰省は控えて』と言われているので、留守番……。もともと義実家とは折り合いが悪く、行きたくないのでいいのですが、保育園の先生が感染予防にピリピリしているのを知っているのもあって、夫の行動にはモヤっとしています」

 このように今は、コロナ禍の影響で、義実家との付き合い方も変わってきたという。

「私は東北出身で、去年からずっと帰省を控えています。同じように遠方の地方出身で、義実家が関東近県のママ友とは、LINEで『実家に帰って来るなと言われた』という話や、『なのに義実家は孫に会うのをやめない』なんて愚痴を言い合っています。また、少人数のママ友グループチャットでは、『七五三どうする?』『正月はどう過ごす?』なんて話題に絡めて、『今回の七五三は、遠方の義実家には参加しないでと言うつもりだけど、角が立ちそうで憂鬱』『正月は帰省しないつもりだったのに、夫と意見が分かれてけんかになった』という話も出ていました。みんな悩んでいるんですよね」

 コロナ禍で義実家との交流が減り、これまであったようないさかいも少なくなったというが、薫さんいわく「一方で、実家の父母は孫に会うのをずっと我慢しているのに……と比較してしまい、不満が募る」とのこと。

 こうした外側からは見えにくいママの悩みは、ママ同士の横のつながりで、同じ境遇の人を見つけ、分かち合うのが一番なのだろう。それがママたちにとっての息抜きになればよいのだが。

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