リーガ・エスパニョーラ第23節が14日に行われ、レアル・マドリードとバレンシアが対戦した。
前節のヘタフェ戦に2−0で勝利したレアル・マドリードはリーグ戦2連勝中で暫定3位につけている。対するバレンシアは前節のアスレティック・ビルバオ戦に引き分け、暫定12位につけている。また、ケガ人が続出しているレアル・マドリードではDFセルヒオ・ラモスやDFエデル・ミリトンが招集外となっているが、DFダニ・カルバハルは先発復帰を果たし、FWルーカス・バスケスはベンチ入りを果たした。
試合を動かしたのはレアル・マドリードだった。12分、自陣からカルバハルがドリブルで運び、中央のトニ・クロースを経由して左サイドに展開。エリア手前でボールを受けたカリム・ベンゼマが一歩カットインして右足を振り抜くと、低い弾道のボールはゴール右に吸い込まれた。
しかし、レアル・マドリードは26分にアクシデント発生。右サイドでボールを受けたカルバハルがプレスに来た相手ディフェンダーを交わしたところで足を痛めると、そのままプレー続行不可能となり、ピッチをあとにすると、バスケスが投入された。
レアル・マドリードは42分、点差を広げる。右サイドの高い位置でルカ・モドリッチがマルコ・アセンシオからスルーパスを受け、中央へ折り返すと、バスケスを経由してクロースが右足でダイレクトシュート。グラウンダーの正確なボールがゴール右下隅に決まった。鮮やかなパスワークから前半のうちに2点差とした。
2点ビハインドで後半へ折り返したバレンシアは56分、ウロシュ・ラチッチからパスを受けたユヌス・ムサがエリア手前から右足でシュート。しかし、相手ディフェンダーにブロックされる。レアル・マドリードは61分、ヴィニシウス・ジュニオールが左サイドの高い位置でロングボールを受け、折り返しを受けたフェルランド・メンディが倒れこみながら右足でゴール左にシュートを決める。しかし、VARの結果、オフサイドの判定でノーゴールとなった。
レアル・マドリードは71分にアセンシオに代えてセルヒオ・アリバス、79分にベンゼマに代えてマリアーノを投入する。バレンシアは84分、FKの流れからラチッチがエリア内左からシュートを放つが、枠を捉えることはできない。
試合はこのまま終了。レアル・マドリードがバレンシアに2発完封勝利を収め、リーグ戦3連勝。今節を終えて2位をキープしている。バレンシアは2戦未勝利で12位のままとなっている。
次節、レアル・マドリードは20日にアウェイでバジャドリードと、バレンシアは同日にホームでセルタと対戦する。
【スコア】
レアル・マドリード 2−0 バレンシア
【得点者】
1−0 12分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
2−0 42分 トニ・クロース(レアル・マドリード)