◆ 田中との対戦も心待ちに
オリックスのアダム・ジョーンズ選手が16日、ちょっぴりスリムになって宮崎キャンプの本隊に合流した。
故障や来日後に2週間の隔離期間が設けられた影響などで、球団施設の大阪・舞洲で調整を続けていたC組の選手たちが姿を見せた。
注目を集めたのは2年目を迎えたアダム・ジョーンズ。1年目の昨季、帰国前に球団から仰せつかった「減量指示」を履行したようだ。T−岡田や平野佳寿らベテランの多いB組に参加。アップで軽快な動きを見せて外野ノックを受けた後、打撃練習も行った。
約50スイングでセンター返しを意識するなど、軽打中心の打撃だったが、順調な仕上がりぶりをうかがわせた。「いくら減量したかは、球団との秘密」と笑いを誘い、「昨季の(ユニホームの)ズボンが緩くなっているから直さなきゃ」と、相当絞ってきたようだ。
中嶋監督も「痩せたというより、いい体の状態で入れた。(2年目で)やってくれると思うし、やってくれなきゃ困る」と、MLB通算282本の実績に改めて期待を寄せた。
また、ジョーンズは楽天に復帰した田中将大についても言及。ヤンキース時代に対戦していることもあり、「どんどん攻めてくる投手との対戦は楽しみ」と、NPBでの再戦を心待ちしていた。
文・写真=北野正樹(きたの・まさき)