チャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦ファーストレグが16日に行われ、ライプツィヒ(ドイツ)とリヴァプール(イングランド)が対戦した。
ハンガリー・ブダペストを舞台に行われたこの一戦は、序盤からインテンシティーの高い展開が続く。ライプツィヒは5分、アンヘリーニョのクロスにダニ・オルモが頭で合わせるも、これはポストに弾かれた。リヴァプールも15分、トレント・アレクサンダー・アーノルドのスルーパスに抜け出したモハメド・サラーが決定機を迎えるも、これはグラーチのセーブに阻まれる。
24分には、サラーのボール奪取からフィルミーノがクロスをあげると、中央でマネが打点の高いヘディングで狙うも、これは枠外に。さらに32分、GKペーテル・グラーチがエリア外に飛び出して処理したところをアンドリュー・ロバートソンがロングシュートで狙うも、わずかにバーを超えてしまった。試合はスコアレスでハーフタイムを迎える。
後半に入ると47分、ライプツィヒはオルモのパスにエンクンクが抜け出してチャンスを迎えるも、これにはGKアリソンが立ちはだかる。すると53分、ライプツィヒは自陣でサビツァーのパスミスが出ると、これに素早く反応したサラーが一対一に。これを左足で流し込み、一瞬のスキを逃さなかったリヴァプールが先制に成功する。
さらに58分には、ロングボールの処理を誤ったノルディ・ムキエレが転倒すると、ボールを拾ったマネがまたも一対一の状況を迎える。冷静に右足で逆をとったマネがゴールを揺らし、またしてもミスが発生したライプツィヒを相手に2点のリードを奪う。
その後、ライプツィヒはユスフ・ポウルセンやファン・ヒチャンら切り札を次々に投入し、流れを変えにかかる。大柄なY・ポウルセンを起点に徐々に主導権を取り戻していくも、集中の途切れないリヴァプールの守備を前に決定的なチャンスを掴むには至らない。90+3分にはスルーパスに反応したファン・ヒチャンがようやく決定機を迎えるも、チップキックはゴールの枠を捉えられなかった。
試合はこのまま終了。2つのミスを逃さなかったリヴァプールが、貴重なアウェイゴールで大きくベスト8進出に前進した。リヴァプールのホームで行われるセカンドレグは、3月10日の29時(日本時間3月11日の午前5時)にキックオフを迎える。
【スコア】
ライプツィヒ 0−2 リヴァプール
【得点者】
0−1 53分 モハメド・サラー(リヴァプール)
0−2 58分 サディオ・マネ(リヴァプール)
【スターティングメンバー】
ライプツィヒ(3−4−3)
グラーチ;ムキエレ(64分 オルバン)、ウパメカノ、クロステルマン;アダムス、カンプル(73分 ファン・ヒチャン)、サビツァー、アンヘリーニョ;ハイダラ(64分 Y・ポウルセン)、オルモ、エンクンク
リヴァプール(4−3−3)
アリソン;アレクサンダー・アーノルド、カバク、ヘンダーソン、ロバートソン;ワイナルドゥム、チアゴ(72分 シャチリ)、K・ジョーンズ;サラー(90分 N・ウィリアムス)、フィルミーノ(72分 オックスレイド・チェンバレン)、マネ