16日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグのバルセロナvsパリ・サンジェルマン(PSG)は、PSGが4−1で勝利。敵地『カンプ・ノウ』で4つのアウェイゴールを叩き込んだ。この試合で、バルセロナの元スペイン代表DFジェラール・ピケとフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが激しく口論した場面が注目を集めている。
1−1で迎えた前半38分、PSGが攻撃を仕掛けCKを獲得する。この時、ピケとグリーズマンが試合中の対応をめぐってヒートアップ。汚い言葉を使った激しい口論に発展した。
ピケが「何てふざけたポゼッションなんだ! クソッタレ! 本当にふざけたポゼッションだ!」と叫ぶと、グリーズマンは「落ち着くんだ、ジェリ(ピケの愛称)。叫ぶのをやめろ」と諫める。だが、ピケの怒りは収まらず、「何だよグリジ(グリーズマンの愛称)、クソッタレが!」と激高した。
これに対し、グリーズマンはピケに「ラ・コンチャ・デ・トゥ・マドレ(直訳で“お前の母親の貝”)」と言い放つ。貝は女性器を意味し、相手を激しく罵る時に使う言葉のようだ。新型コロナウイルス感染対策のために無観客となっている『カンプ・ノウ』に、2人の暴言が響き渡る事態となった。なお、この口論はフランス代表DFクレマン・ラングレの仲裁によって収束している。
バルセロナは、3月10日にPSGとのCL・ラウンド16セカンドレグを控えている。