広島、2戦連続無得点も投手陣が好投 新人3投手が揃って無失点デビュー

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2021年02月17日 16:44  ベースボールキング

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広島のドラフト1位ルーキー・栗林良吏
巨人 0 − 0 広島
<沖縄セルラースタジアム那覇>

 広島は17日、巨人と練習試合を行い0−0で引き分けた。打線が4安打と沈黙し今キャンプの対外試合は18イニング連続無得点。それでも、この日は新人3投手がそれぞれ無安打無失点デビューを飾るなど、6投手でスコアボードにゼロを並べ続けた。

 先発は開幕ローテーション入りを狙う床田。初回をテンポ良く3者凡退で終えると、2回も4番・岡本を遊ゴロに退けるなど10球で3つのアウトを奪った。3回は二死から9番・湯浅に四球を許したものの、牽制でアウトに仕留め結果3人斬り。3回32球、無安打無失点、2奪三振1四球の内容でローテ入りをアピールした。

 4回からは先発調整を進める来日2年目のスコットが、女房役・石原の盗塁阻止にも助けられ2イニングを1安打無失点。16日のロッテ戦では遠藤が3回1失点、薮田は2回無失点と好投しており、先発ローテ争いは早くも白熱している。

 6回からはドラフトで加入した3投手が立て続けに好投。6回を託された1位の栗林(トヨタ自動車)は、一死から四球を与えたものの最後は1番・吉川を三振併殺に仕留め1回無安打1奪三振無失点。7回に登板した2位の森浦(天理大)はテンポ良く10球で3者凡退に片づけた。8回の3位・大道(八戸学院大)は荒れ気味だったものの、最後は8番・秋広を渾身の外角真っ直ぐで見逃し三振に仕留めるなど1回無安打2奪三振無失点。3投手揃って対外試合無失点デビューを飾った。

 9回は6番手のケムナが二死二、三塁のピンチを招いたものの、最後は途中出場の北村を見逃し三振に仕留め得点を許さず。完封リレーで試合を締めた。

 打線はこの日も若手のアピールが乏しかったものの、「2番・遊撃」で先発フル出場したドラフト6位の矢野(亜大)が攻守で存在感を発揮。打席では4打数1安打とボテボテの内野安打1本に終わったものの、追い込まれてからファウルでしつこく粘り、4打席で計34球を相手投手に投げさせた。9回裏は無死一、二塁とサヨナラのピンチで、4−6−3の併殺を完成させる素早い身のこなしと強肩を披露。野手の収穫が少なかった試合でしっかりと持ち味をアピールした。

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