パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・エンバペが、自身の去就について語った。16日、フランスメディア『RMC Sport』が伝えた。
PSGは16日、チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦ファーストレグでバルセロナと対戦。試合はリオネル・メッシのゴールでホームのバルセロナが先制したものの、アウェイのPSGはエンバペのハットトリックなどで逆転を果たし、4−1と大勝した。
2022年6月30日にPSGとの契約が満了を迎えるエンバペの獲得には、かねてよりレアル・マドリードが強い関心を示していると報じられてきた。そんななか、宿敵バルセロナを相手にエンバペが大活躍したことでマドリディスタは歓喜に沸き、Twitterでは同選手の獲得を求めてかフロレンティーノ・ペレス会長の名前が一時トレンド入り。スペインのメディアも改めて、22歳のレアル・マドリード加入に期待を寄せていた。
しかしながら、渦中のエンバペ自身は至って冷静だ。同選手は自身の将来について次のようにコメントし、現在はPSGで充実していることをアピールした。
「たった1試合の良し悪しで自分の将来を決めるのはバカげている。もし負けていたら、『負けたから彼はPSGに長居するつもりはない』なんてバカげたことを書かれていただろう。(スペインでの噂について)彼らには好きに語らせればいいと思うよ。僕は耳を貸さないけどね。将来とはじっくりと考えるものであって、1試合や2試合で決めるものではない。僕はいつもここで幸せだと言ってきたし、このような試合があればさらに幸せだよ」