デミ・ロヴァート、薬物過剰摂取による後遺症を赤裸々告白「視野が欠け運転できず」

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2021年02月19日 11:02  Techinsight Japan

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「私と同じ道のりを歩んできた人々のために」YouTubeドキュメンタリーが配信される予定のデミ(画像は『Demi Lovato 2020年11月18日付Instagram「New new」』のスクリーンショット)
このほど人気歌手のデミ・ロヴァートが、自身のYouTubeドキュメンタリーシリーズ配信開始に先駆けてバーチャル・プレスツアーを行った。その中で過去の薬物過剰摂取事件に言及したデミは、それが脳損傷や視野欠損といった様々なダメージを引き起こし、現在も後遺症に日々向き合っていることを明かした。

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米出身歌手デミ・ロヴァートが薬物過剰摂取で意識不明となり、ロサンゼルス市内の病院に救急搬送されたのは2018年7月のこと。当時の容体はかなりの重篤で、デミの母ダイアナさんは「2日間は助かるかどうかもわからないほどだった」とのちに告白していたほど。しかしデミは周囲のサポートのもと次第に心身の健康を取り戻し、現在は再び精力的な音楽活動を行えるまでに回復した。

昨年のスーパーボウルでは国歌斉唱、先月の大統領就任記念特別番組では『Lovely Day』を熱唱するなど大きな舞台で躍進を続けるデミだが、ここにたどり着くまでには様々な葛藤があった。来月にはそんな自身の軌跡を辿ったドキュメンタリーシリーズ『Demi Lovato: Dancing with the Devil』がYouTubeで配信開始予定だ。

同作プロモーションのため、米時間17日にバーチャル・プレスツアーに出席したデミは、薬物過剰摂取で生死をさまよった過去の出来事を赤裸々に明かしており、その後遺症に現在も悩まされているという衝撃の事実を次のように告白した。

「脳に損傷が残りました。私は今もその現実と向き合っています。」

「視野の一部が欠けているので、車の運転はしていません。」

「文字を読むことには長い間、かなり苦労しました。声に出して本を読めるようになったことは、私にとって大きな出来事でした。目のかすみがひどかったので、それができるようになるまでには2か月を要しましたが。」

3度の脳卒中と心臓発作で、医師には「もってあと5〜10分」と言われたというデミ。一命は取り留めたものの、その後遺症は彼女の心身に様々な支障をきたした。それらは完全に消滅しておらず、その症状は「もし自分が再び暗闇に陥ってしまったらどうなるかを思い出させてくれているのだと思う」と語っている。

2017年にリリースしたドキュメンタリー『Demi Lovato: Simply Complicated』では、摂食障害や双極性障害といったパーソナルな内容に深く切り込んだ内容が高評価を得ていたが、ジャスティン・ビーバーのドキュメンタリー『Justin Bieber: Seasons』を手がけたマイケル・ラトナー氏が監督を務めた今作『Demi Lovato: Dancing with the Devil』では、デミ・ロヴァートが過去のトラウマと向き合い、再び心身の健康の大切さに気づくまでの軌跡が描かれており、家族や親しい友人らによる衝撃的なインタビューも多く盛り込まれている。プレスツアーではファンに向けて次のようにメッセージを発信していたデミ、Instagramでは同作のトレーラーも公開されている。

「ファンの皆さんに全てをお話したいのです。『ねぇ、これが私よ、これが現在の私の姿なの』ってね。これは今の私にたどり着くまでの旅の軌跡です。」

「この作品があなたの力になれたら、と願っています…。だって…。私がこれを公開する目的は、私と同じ道のりを歩んできた人達の力になるためだから。」 

全4部構成の『Demi Lovato: Dancing with the Devil』は、来月23日にYouTubeにて配信開始予定だ。



画像は『Demi Lovato 2020年11月18日付Instagram「New new」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)
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