リーガ・エスパニョーラ第24節が19日に行われ、MF久保建英が所属するヘタフェはアウェイでベティスと対戦した。なお、久保は3試合連続のベンチスタートとなっている。
前半は両チームほとんど見せ場を作れずスコアレスで折り返す。ホームのベティスは46分、セルヒオ・カナレスが鋭いクロスを供給するが、ゴール前に走りこんでいたローレン・モロンには惜しくも合わない。
対するヘタフェは51分、アラン・ニョムのクロスに反応したマルク・ククレジャがDFを一人交わして左足でシュートを放つ。しかしこれは枠を捕えることはできない。
65分のベティスは、ホアキン・サンチェスが右サイドを駆け上がりカットイン。同選手のクロスはヘタフェのGKダビド・ソリアがしっかりブロックしてピンチとはならない。
ヘタフェは67分にカルレス・アレニャを投入。71分にはフリーキックを獲得するとソフィアン・チャクラがなんとかヘディングで枠内シュートを放つ。さらに72分、ヘタフェがベティスの一瞬の隙を突くと、アラン・バーリーとクチョ・エルナンデスのワンツーから決定機を演出し、徐々に攻撃のリズムを掴み始める。
しかし75分、ヘタフェはベティスにPKを献上してしまう。それでもキッカーを務めたカナレスのシュートはGKソリアがコースを読んでショットストップ。さらにカナレスはこぼれ球をうまく処理できず2度目のシュートは枠の上を超えた。
81分、ヘタフェはアラン・ニョムに変えて久保建英をピッチに送り込む。しかし83分、ヘタフェは再びPKを与えてしまう。ベティスはボルハ・イグレシアスがキッカーを務めると、これをGKの逆を突いて決めてついに均衡を破った。ヘタフェは久保が右サイドから仕掛けて2度チャンスを演出するが、決定的なチャンスには繋がらない。
終盤にベティスは退場者を出して10人となるが、試合はその直後に終了して1−0で勝利。4連敗となったヘタフェは6試合勝利から遠ざかっている。また、暫定で辛うじて残留圏内にいるものの、18位のバジャドリードとは勝ち点差がわずかに3と迫っている。
【スコア】
ベティス 1−0 ヘタフェ
【得点者】
1−0 81分 ボルハ・イグレシアス(PK/ベティス)