FUJI XEROX SUPER CUP 2021が20日に行われ、川崎フロンターレがガンバ大阪を3−2で下した。試合後、川崎Fの決勝点をアシストしたFW遠野大弥が会見に出席した。
2020シーズンをアビスパ福岡への期限付き移籍で過ごした遠野は、G大阪戦の83分から出場して川崎Fでの公式戦デビューを飾る。2−2のスコアで迎えた後半アディショナルタイム6分、中盤で田中碧からの鋭い縦パスを受けた遠野は、前方のスペースに向けて動き出した小林悠にスルーパスを供給。小林がこれをしっかりと決めて、川崎が劇的な勝利を収めた。
「苦しい試合でしたが、勝ち切れたのは評価していいと思っています」と試合後に語った遠野は、次のようにアシストの場面を振り返った。
「碧からいい縦パスが来た。ワンタッチではたこうと最初は思いましたが、相手が来ていなかったので、ターンをして自分で打とうと思っていました。だけど、悠さんがいい動きをしていたのでパスを選択しました」
「(投入時、鬼木達監督には)『シュートを思い切り打ってこい』と言われました。それは出せませんでしたが、アシストで貢献できて良かったです。まずアシストの結果を出せたことが一番嬉しいですし、これからも試合に出続けられるよう頑張ります」
また、遠野は「もっと個人の技術を向上させて、周りとの連携を高めれば、自分たちらしいサッカーができると思います。基本、前は自由にやらせてもらえますが、幅と取りどころは意識しています。(サイドだけでなく)中央のポジションも好きなので、そこでもやれるようになりたいです」と、これからの意気込みを示した。