リーグ・アン第26節が20日に行われ、ナントとマルセイユが対戦した。マルセイユに所属するDF酒井宏樹は2試合連続で先発入りし、後半アディショナルタイム4分までプレーした。同クラブに所属するDF長友佑都は4試合連続の先発入りを果たし、フル出場を果たした。
前節のニース戦に3−2で勝利し、リーグ戦8試合ぶりの白星をあげた6位マルセイユが18位ナントのホームに乗り込んだ。ナントは前節のアンジェ戦に3−1で勝利し、昨年11月8日のロリアン戦以来、約3カ月ぶりにリーグ戦での勝利を飾ったところだ。連勝を目指す両チームの対戦となった。
マルセイユは12分に決定機を迎える。酒井が右サイドの高い位置でスルーパスを受けると、相手エリア内右に侵入し、苦しい体勢から中央へ折り返す。これに走りこんだアフマドゥ・バンバ・ディエングが右足で合わせるが、ボールは右のサイドネットに飛び、先制となならなかった。
ナントは35分、モーゼス・シモンからのパスを受けたイムラン・ルサが左足でエリア外から狙うが、これは枠を捉えることはできず。さらにナントは36分、ルドヴィク・ブラスがエリア内右からカットインして左足を振り抜くが、これも枠を捉えることはできなかった。
スコアレスで前半を折り返すと、ナントが試合を動かした。49分、マルセイユのアルバロ・ゴンサレスがバックパスをすると、キックを試みたGKスティーヴ・マンダンダが空振り。これを見逃さなかったブラスが押し込み、先制に成功した。
マルセイユは69分、試合を振り出しに戻す。左サイド前方でフリーでボールを受けた長友がダイレクトでクロスを上げると、ディミトリ・パイェが右足で合わせ、ゴールネットを揺らした。
マルセイユは後半アディショナルタイム4分、ボールを奪いにプレッシャーをかけた酒井がハイキックで相手選手の頭を蹴ってしまい、1発レッドカードで退場となる。
試合はこのまま終了。マルセイユは先制を許したが、長友のアシストから同点に追いつき、ドローで試合を終えた。
次節、ナントは28日にアウェイでニームと、マルセイユは同日にホームでリヨンと対戦する。
【スコア】
ナント 1−1 マルセイユ
【得点者】
1−0 49分 ルドヴィク・ブラス(ナント)
1−1 69分 ディミトリ・パイェ(マルセイユ)