バルセロナを率いるロナルド・クーマン監督が、勝利を逃したカディス戦を振り返った。21日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
リーガ・エスパニョーラ第24節が21日に行われ、3位バルセロナは15位カディスと対戦。32分にリオネル・メッシがPKを決めて先制したものの、89分にPKから同点弾を許し、1−1の引き分けで試合終了。リーグ戦の連勝は「7」でストップした。
首位のアトレティコ・マドリードが20日に行われたレバンテ戦に0−2で敗れていたため、勝利して勝ち点差を縮めたかったバルセロナだが、1ポイント獲得にとどまった。クーマン監督は試合後、「残念なことに勝つべき試合を勝利することができなかった」とコメント。16日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグでパリ・サンジェルマン(PSG)に1−4で敗れたことよりも痛手だと語った。
「アトレティコ・マドリードが負けた後だったから大きなチャンスだった。だから、とても失望している。先週の火曜日(PSG戦)よりもとても落胆している。2ポイントを落とすことはできなかった。選手を個別に責めることは好きではない。攻撃は納得いくものではなく、違う形で守らなければならなかった。クオリティーという点においては勝つべき試合だった」
「問題はスコアの差がとても小さく、彼らがすぐに同点に追いつけることだった。そしてそれは起こった。最後の数分間で同点にするチャンスを与えてしまっていた。2点目を決めるなど、試合を決定づけなければ、彼らはいつでも同点に追いつけてしまう。チャンスは作ろうとしたが、彼らは深く守りスペースがなかった。前線の新鮮さが足りなかった」
1試合未消化の3位バルセロナは勝ち点を「47」までしか伸ばすことができず、同じく1試合未消化の首位アトレティコ・マドリードとの勝ち点差は「8」となっている。次戦は24日にホームで18位エルチェと対戦する。