バルセロナに所属するフランス代表DFクレマン・ラングレが、21日に行われたリーガ・エスパニョーラ第24節カディス戦後に涙を見せた。22日、スペイン紙『アス』や同『ムンド・デポルティーボ』が伝えた。
ホーム『カンプ・ノウ』にカディスを迎えたバルセロナは、32分にリオネル・メッシのPKで先制する。しかし、80%以上のボール保持率を誇りながらも追加点を奪えないまま終盤を迎えると、88分にラングレが相手を後ろから蹴ってPKを与えてしまう。カディスがこれを決めて、1−1で試合は終了。リーグ戦での連勝が「7」で止まったバルセロナは、今節敗れた首位アトレティコ・マドリードとの差を縮めることに失敗しただけでなく、勝利した2位レアル・マドリードとの勝ち点差も「5」に開いた。
ラングレは“戦犯”の1人として、カディス戦でのパフォーマンスが批判を集めることに。さらに同選手は試合後、自ら運転する車で『カンプ・ノウ』を後にしようとした際、待ち受けていた大勢のバルセロナサポーターに取り囲まれたようだ。また、SNSで拡散された動画には、ラングレがその目に涙を浮かべる様子も確認できる。
😢 LENGLET DESTROSSAT
El jugador del @FCBarcelona plorant després del #BarçaCadiz.
📽 GuillemBarbeta02#FCBlive pic.twitter.com/4TkkJ28Lcr— Què T'hi Jugues (@QueThiJugues) February 22, 2021
現在25歳のラングレは、今季の公式戦で32試合に出場している。しかし、昨年12月5日に行われたカディス戦(●1−2)で失点直結のミスを犯したほか、同年10月24日に行われたレアル・マドリード戦(●1−3)や同年12月8日に行われたチャンピオンズリーグのユヴェントス戦(●0−3)でも不用意な形で相手にPKを献上。不安定なパフォーマンスを見せている同選手について、『アス』紙は「自信を失っている」と指摘している。