オリックスの若手が躍動!3ラン連発の紅林「アピールする立場」

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2021年02月23日 20:34  ベースボールキング

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2本目の3ランを放ち、三塁へ向かう紅林弘太郎。手前は田城(北野正樹撮影)
〇 オリックス 10−6 ロッテ ● <SOKKENスタジアム・宮崎>

 オリックスは23日、宮崎市のSOKKENスタジアムで行われた『球春みやざきベースボールゲームズ』でロッテと対戦。高卒2年目・紅林弘太郎の2打席連続3ランなどで打ち勝ち、昨季5勝18敗1分けと分の悪かったロッテを若い力で粉砕した。

 この試合で攻撃の口火を切ったのは、高卒3年目・太田椋だった。1回二死から、2年連続で開幕投手を務めているエース・石川歩から、右方向への先制ソロ。すると紅林も負けてはいない。3回一死一二塁から、こちらも右方向へ流し打っての3ラン。5回にも無死一二塁塁から今度は最深部へ、中越えの3ランを放った。

 1本目は4球で追い込まれ、フルカウントからの直球をはじき返し、2本目はカウント2−1からの直球をセンターへ運んだ。「(1年目の)昨年は投手の球に当てるのが精いっぱいだった」が、オフのウエートトレーニングなどでパワーをつけたことで飛距離も伸びるようになった。

 キャンプ中の実戦では、2月9日の紅白戦で、第1打席に本塁打を放ちアピールしたものの、その後の2試合は4打数無安打で空振り三振も多かった。確実性のなさは練習で補うほかなかった。全体練習後の個別練習では、誰よりも遅くまで打ち込み、最後になったマシンを使った打撃練習が終わるまで、5人の打撃投手など裏方さんが待ち続けた。

 紅林は「お世話になっている裏方さんたちのためにも、結果を残したい」と話していたが、19日の紅白戦で4打席目にソロ本塁打を放ち、感触をつかんだ。

 「まだ投手は調整段階ですが、若いのでアピールする立場。結果が伴ってよかった」と紅林。中島聡監督も「思い切りの良さはある」と、若手らしい好球必打の姿勢を評価した。
【試合ダイジェスト】2/23
オリックス(@Orix_Buffaloes)対千葉ロッテ(@Chiba_Lotte)試合ダイジェストhttps://t.co/veYfXXAjcr #bs2021 #chibalotte #パーソルパ・リーグTV pic.twitter.com/EZpjKuNfrZ— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV公式 (@PacificleagueTV) February 23, 2021

文・写真=北野正樹(きたの・まさき)

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