江口寿史、大滝詠一「ロンバケ」40周年に寄せたポスター執筆「日々のオアシスでした」

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2021年02月26日 12:04  コミックナタリー

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江口寿史のイラストを使用した「A LONG VACATION 40th Anniversary Edition」のポスター。
江口寿史が、大滝詠一のアルバム「A LONG VACATION 40th Anniversary Edition」のポスターにイラストを描き下ろした。

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「A LONG VACATION 40th Anniversary Edition」は、大滝が1981年3月21日にリリースしたアルバム「ロンバケ」こと「A LONG VACATION」の40周年を記念して発売されるもの。これに合わせ、4人のイラストレーター・マンガ家が「ロンバケ」のジャケットをモチーフにイラストを執筆する企画が展開されており、江口はその第3弾として発表された。長年大滝詠一作品のファンだったという江口は「ロンバケ」について、「買ったその日から、本当に毎日毎日ぼくはこのレコードを聴いていました。人生であんなにターンテーブルに乗せたレコードはないかも。毎週毎週〆切りに追われながらギャグ漫画ををひねり出す日々のオアシスでした」と語っている。

「A LONG VACATION 40th Anniversary Edition」は3月21日に発売。コラボポスターは全国のCDショップ店頭や、大滝詠一公式サイト、ソニーミュージック公式SNSなどで紹介される。なおコラボポスター企画の第1弾は本秀康、第2弾は久米田康治が担当した。3月には第4弾が発表される。

■ 江口寿史氏コメント
25歳になろうとしていた1981年の春に出た「A LONG VACATION」。
買ったその日から、本当に毎日毎日ぼくはこのレコードを聴いていました。人生であんなにターンテーブルに乗せたレコードはないかも。毎週毎週〆切りに追われながらギャグ漫画ををひねり出す日々のオアシスでした。

南の島の白くて細い道を歩いて行くと目の前にサンゴ礁の海が広がる、あの時間と空気の流れを、今回のトリビュートイラストでは、閉じ込めたいと思いました。その恋にも似たときめきはまさに「A LONG VACATION」の持つ空気感そのものだからです。

絵の大部分があらかた出来上がって、最後に残ったのが彼女が手にもつレコードでした。この絵の全制作時間の半分か、もしかするとそれ以上は実は、レコードジャケットそのものにかかりました(笑)。一見スキャンして貼り付けただけに見えるかもしれませんが、パソコン内でいちから描いたものです。絵の全体で見ると小さいですが、そこはパソコンですのでいくらでも拡大できます。模写してみると永井博さんの絵は非常に論理的で明解な手法で描かれているのがわかります。永井さんが描く手順通りに描いていくのは楽しかったですが、手にして以来何度も眺めたこの絵を、40年経って模写しているのが不思議な気もしました。

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