F1オーストラリアGP主催者、将来的にグランプリ開催時期をシーズン後半に移動させることを検討

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2021年02月26日 14:11  AUTOSPORT web

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写真2020年F1開幕戦オーストラリアGP サーキットの様子
2020年F1開幕戦オーストラリアGP サーキットの様子
 F1オーストラリアGPのプロモーターは、F1開幕戦の開催地という伝統的な地位に終止符を打ち、メルボルンでのレースを今年のようにシーズン後半に移すことに前向きであることが、オーストラリアGPコーポレーションのCEOを務めるアンドリュー・ウェスタコットが開催した地元メディアとのミーティングで明らかにされた。

 今年のレースを11月21日に延期しなければならなかったのは、現在行われている隔離措置が解除されてからF1関係者たちが入国できるようにすることを見込んでのことだったが、地元当局には2022年にこれまで通りの日程を復活させることについて疑問が残された。つまり今年のオーストラリアGPと、2022年のオーストラリアGPの間に4カ月に満たない時間しかなくなるということになり、2022年のチケット販売や旅行者の誘致に芳しくない影響が出る可能性があるのだ。

 オーストラリアのメディアに対し、ウェスタコットは次のように語った。

「現在イベントが11月開催になったことから、4つのまったく異なるシナリオを検討するチャンスがある。ひとつ目は、2月か3月のシーズンの早い時期にF1とMotoGPを開催すること。ふたつ目は、両方のレースを10月や11月のシーズン終盤に開催すること。3つ目は、これまでのようにF1をシーズン最初に、MotoGPをシーズン終わりに開催すること。そして4つ目は、反対にMotoGPをシーズン最初に、F1をシーズン終わりに開催することだ」

 それでもウェスタコットは、決断は何も下されていないことを強調した。

「我々は常にF1の開幕戦を開催することを喜ばしく思っている。我々にふさわしいことだし、メルボルンの主要なイベントカレンダーの支柱となっている」

 仮にウェスタコットが今からF1に11月後半の枠を申請したとしても、F1のCEOであるステファノ・ドメニカリにとって解決策を講じるのは簡単なことではないだろう。通常の時期なら、バーレーンはチャンピオンシップ開幕戦の開催を大きく歓迎し、開催料を支払うだろうが、地元主催者はレースを年末に移すことも検討している。それはイスラム教徒の最大の祭事であるラマダンを避けるためだ。この期間は日の出から日没まで飲食物が提供されないため、公共のイベントを開くことはできない。

 2022年のラマダンは4月3日から通常通り30日間行われる。だがその翌年は3月23日から4月23日までバーレーンでレースをすることは不可能だ。2024年にはラマダンは3月11日に始まり、4月9日に終わる。そして2025年の期間は3月1日〜30日となっている。少なくともこの3年間についてバーレーンの主催者は、すでにFIAとFOMに対しレースをシーズン終盤に設定するよう依頼している。おそらくはアブダビGPとの連戦になるだろうが、実はF1にはもうひとつ別の問題がある。

 サウジアラビアがカレンダーの常設レースになると見られており、F1は少なくとも2023年から2025年は最後の3戦を中東で行う可能性がある。しかし同じ地域で連戦を多く開催することはスポンサーが望んでいない。一方で3月と4月にある大きな空きを埋めなければならない。この時期はまだヨーロッパでレースをするには寒すぎるのだ。

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