三越伊勢丹HDの杉江俊彦社長が退任、後任は岩田屋三越の細谷敏幸氏

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2021年02月26日 15:52  Fashionsnap.com

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細谷敏幸氏 Image by: 三越伊勢丹ホールディングス
三越伊勢丹ホールディングスが2月26日開催の取締役会で、杉江俊彦代表取締役社長が4月1日開催予定の臨時株主総会の終結をもって同職を退任することを決議した。後任には岩田屋三越代表取締役社長執行役員の細谷敏幸氏が就く。

 同社は昨年11月に中期計画(2019年度〜2021年度)を取り下げて以降、新3ヶ年計画(2021 年度〜2023年度)の策定を進めている。今回の異動の理由については、重要な計画のスタートとなる2021年度を迎えるにあたり、新体制のもとで推進することが望ましいと判断したという。
 杉江氏は1983年に伊勢丹(現三越伊勢丹)に入社。三越伊勢丹執行役員営業本部MD統括部食品統括部長や、取締役専務執行役員経営戦略本部長などを経て、2017年に三越伊勢丹ホールディングス社長に就任した。前任の大西洋代表取締役社長が推進してきた成長戦略から構造改革に切り替え、不採算事業の整理・縮小やコストコントロールの強化などを進めてきたが、新型コロナウイルスの感染再拡大が打撃となり2021年3月期第3四半期(2020年4月1日〜12月31日)の連結決算は、売上高が前年同期比31.2%減の6024億3500万円だった。
 後任の細谷氏は早稲田大学法学部卒業後、1987年に伊勢丹に入社。営業本部商品統括部婦人雑貨統括部長などを経て、2018年から現職を務めている。
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