MotoGPライダーたちがカタロニア・サーキットで新10コーナーを確認。故グレシーニ氏を偲ぶ黙祷も

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2021年02月26日 19:11  AUTOSPORT web

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2021MotoGP:ホンダCBR1000RR-Rを駆るポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)
2月24日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦する9名のレギュラーライダーは、10コーナーのレイアウトが変更されたカタロニア・サーキットで市販車を駆り走行を行った。

 スペインのカタロニア・サーキットは、6月4〜6日に行われる2021年のMotoGP第7戦カタルーニャGPの開催地だ。同サーキットは安全面を強化する目的で1月に改修工事を実施しており、10コーナーのレイアウトが変更された。

 走行にはMotoGPからジョアン・ミル、アレックス・リンス、アレイシ・エスパルガロ、ポル・エスパルガロ、ジャック・ミラー、ヨハン・ザルコ、中上貴晶、ファビオ・クアルタラロ、アレックス・マルケスといった9名が参加した。

 また、Moto2クラスのレミー・ガードナー、マルコス・ラミレス、アルベルト・アレナス、ラウル・フェルナンデス、Moto3クラスからはジャウマ・マシア、スーパーバイク世界選手権(SBK)のティト・ラバットとスーパースポーツ世界選手権300(WSS 300)のアナ・カラスコ、MotoEとスーパースポーツ世界選手権(WSS)にダブル参戦するドミニク・エガーターも加わっている。

 先日亡くなったファウスト・グレシーニ氏を偲ぶ1分間の黙祷が捧げられた後に、気温18度まで上昇したドライコンディションのなかテストが実施された。

 そして、Estrella Galicia 0,0も2月24日からリカルド・トルモ・サーキットでプライベートテストを主催しており、スカイ・レーシング・チーム・VR46、フェデラルオイル・グレシーニ、インドネシアン・レーシング・チーム・グレシーニ、リキモリ・インタクトGP、SIC58・スクアドラ・コルセ、リバコールド・スパイナーズ・チーム、サーキットの関係者とトラックマーシャルらが集結して、テスト前にはグレシーニ・レーシングに所属する4人のライダーを中心に黙祷が捧げられた。

■ジョアン・ミル
「バイクに乗れてとても良い気分。たくさんの周回を重ねて、新しいコーナーを試すことができたことが嬉しいよ。MotoGPマシンで戻って来るときに備えてアイデアを得るために、正しい走行ラインを見つけ、どのように攻略するのかを理解することが重要だった」

「生産的な1日となったことも嬉しいし、カタールに向けて準備が整っている。以前と同じように厳しいトレーニングを積み、健康的な生活に取り組み、ベストライダーになるために自分が望むようにしている。プレシーズンに満足しているよ」

■ファビオ・クアルタラロ
「ポルティマオ以来、一度もサーキットを訪れていないから良い気分だし、バイクはスタンダードだからとても乗りやすい。ロードバイクで筋肉を動かせたことが嬉しい。ターンレイアウトはかなり違うけど、良い感じだ。古いレイアウトとF1のレイアウトの中間といったところで気に入ったし、カタールに一歩近づいていることが嬉しい」

「序盤の2戦は、テスト日が少ないけど大丈夫。問題はポルトガルで、まったく異なるトラックで昨年のYZR-M1では苦戦した。カタールに向けてはストレスがないけど、ポルティマオでバイクがどのように機能するのか確認することが重要。まずはこの瞬間を楽しまなければいけない。今日トラックで走れたことが嬉しいしカタールでのテストが待ち切れないね」

■ジャック・ミラー
「ここでのオフィシャルテストのようだった。サーキットはファンタスティックだし、コースに出られたことは本当にナイスだ。10コーナーは以前のレイアウトに似ていて最高だし、スピードに乗って走ることができ、アスファルトはグリップがあることから、サーキットの改修工事は10点満点中10点。素晴らしいライダーたちと一緒に再びトラックに戻れたことは最高だし、2週間後にカタールでもう一度走れることに興奮している」

「ワクワクしているし、カタールでは、今まであまり幸運がなかったけど、いつも楽しんで走れていたトラックだ。グランプリに向けて自信があるし、短期間でたくさんのやることがあるけど、挑戦することが楽しみだ」

■ポル・エスパルガロ
「久々にサーキットに戻って来てクールだった。ライバルたちや他のカテゴリーのライダーたちがお互いに戦っているのを見たからね!カタールの前にレーシングスピリットを感じることができたことは良かった。すべての冬は長いけど、今年の冬は特に長く、その時を待っていた」

「多くのライダーたちが苦労したところで、自分が何ができるかを見極めるためにバイクに乗ることが本当に楽しみだ。レプソルカラーのツナギを着る機会であり、それは大きな責任であるけど、その瞬間をキャリアを通じて夢に見ていた。その時期が来たと感じるし、現実に向けてトライするよ」

「この冬はダートとモトクロスでたくさんプッシュした。おそらく一カ月半の間バイクに乗り続け、本当に楽しんだ。こんなにモトクロスを走ったことはなかった。毎年、より良いポルとより良いライダーになるために何か違うことに努力している。今年は例年以上に多くの時間をモトクロスに費やし、多くのトレーニングを積んだ」

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