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■「オンラインサファリ」のプログラム発見
「アフリカの大自然を、オンラインで感じることのできるプログラムがある」とのウワサを聞き、ネットで見つけました!
【写真24枚】こんな動物にも!「サファリツアー」のライブ感を見るそれは、ケニアのサバンナをサファリカーでドライブしながら動物を探しに行くという、ライブ体験プログラムです。
自宅のPCから参加するサファリツアーはリアルな旅気分が味わえるのでしょうか?
果たして期待する動物に出会えるのでしょうか?
そもそもサファリとは、アフリカ大陸で野生生物などを鑑賞する”サファリツアー”のことです。
“サファリツアー”と言えば、やはりケニアが有名。その中でも、野生動物の種類と数が多い、マサイマラ国立保護区へのツアーがメジャーです。
ツアーでは通常、サバンナの中にあるサファリロッジに宿泊し、サファリカーに乗って、国立保護区内をサファリドライブしながら野生動物を鑑賞します。
そんなリアルな旅行としての日本発着のサファリツアーは、8日間からで最低でも40万円以上かかるもの。
時間とお金にある程度余裕がないと、参加しづらいというのが正直なところです。
それに、準備もなかなか大変です(初めての方は予防接種が必要な場合もあり)。
今回参加したオンラインサファリ「ケニア生配信 ムパタサファリライブ」は、75分で3000円。
自宅から楽しめるプログラムで、パソコンやスマホ・タブレットなどの機器と諸条件(ネット環境、ZOOMアプリダウンロード)が揃えば気軽に参加可能なものです。
筆者はこのオンラインサファリに計3回参加しました。
1回目のイブニングサファリは金曜日の夜10時から(ケニア時間の夕刻4時)、そして、2回目のモーニングサファリは土曜のお昼1時(ケニア時間の朝7時)。
3回目はスーパーイブニングサファリ、金曜日夜11時(ケニア時間夕方4時)に参加。
当日は参加申し込み済みのPeatixのイベントペーシからZOOMに入りました。
開始予定時間に画面が変わり、いよいよスタート!
参加者のビデオと音声はミュートになっていて、ケニアの映像に集中できるスタイルです。
1分ほどの簡単な「注意事項」の説明の後、いよいよ、現地へと画面が展開していきます。
ケニアの画面に移り変わる時に、(進行の方が「ZOOM IN!」と叫んでいたのがちょっと笑えました)
現地サファリカーには、ナビゲーターとドライバーで、動物の専門的な質問にも答えるケニア人スタッフ、そしてカメラマンの3人が同乗。
そして日本側でライブの進行サポートをする人が1名います。
■サファリドライブのスタッフといざ出発!
ナビゲーターの市原さんはマサイマラにある、日本人経営のサファリロッジ、「ムパタサファリクラブ」のゲストリレーション担当です。
ケニア歴20年で、わかりやすい説明とやさしい笑顔に、動物やマサイマラの大自然への思いやり・愛を感じました!
カメラマンの井上さんもケニア在住でもともと、ネイチャー系TV番組などのアフリカ撮影を担当していたと言うことなので、映像のプロと言えます。映像の画質や、技術がすごいなと感じました。
ドライバーのヘンリーさんは、動物に関する、より専門的なことにもすぐに答えてくれます。
サバンナの風景を見ながらの野生動物探しが始まりました。
1回目、2回目のオンラインサファリでは、それぞれで違う風景、動物たちを見ることができました。風の音、虫の鳴き声、鳥のさえずり、草食獣が草を食む音もリアルです。
サファリカーを走らせながら現れたのは、キリンやゾウ、バッファロー、インパラ、ウォーターバック、そして、なんと!クロサイの家族を見ることもできました。
ジャッカルやハイエナなどの、肉食獣も発見!
動物を発見すると、車を停め、ナビゲーターが解説します。
1、2回目はライオンやチーターなどの大型ネコ類は見つけることはできませんでしたが、運が良ければ発見できる可能性があるとのこと。
何よりも広大なサバンナの、開放的な風景が心地良いです。
そして3回目のスーパーイブニングサファリでは、ついにサバンナでは予想もしない風景に出会えました。
3回目の参加はほぼライオンだけの回となりました。そこで出会ったのはハネムーン中のライオンのカップル二組!
ドライバーがゆくっりと後を追い、彼らの雄姿をじっくりと観察することができました。
交尾の後、狩りが始まるかも?というところで、カメラはさらに彼らを追います。予想もできない展開に、チャットも大盛り上がりでした。
■サファリツアースタッフにインタビュー!
今回のツアー、実に感動したので、主催者(ムパタサファリライブ)に連絡してインタビュー。ひとことコメントをいただきました。
皆さん、初めての試みでとてもご苦労されていた様子が伺えました。
■ナビゲーター 市原さん
「実際にサファリカーに同乗いただくサファリと違い、オンラインのサファリのため、お客さんの反応が気になっていました。
しかし、オンラインサファリが終了後、「一緒に車に乗っているみたい!」「楽しかった!」「あっという間だった!」などのメッセージを沢山頂き、とても幸せな気持ちになりました。
次回も皆さんに喜んで頂けるような配信がしたい、頑張ろう!と思いました」
■カメラマン 井上さん
「映像をコンピュータ経由でライブ配信するにあたり、技術スタッフは私一人なので、なるべく撮影配信システムをシンプルにしました。
音声機材についても、出来る限り複雑にならない様にしながら、不快にならないクオリティを保つなど、バランス感覚重視のシステム構築に苦労しました」
■ドライバー ヘンリーさん
「通常のサファリに比べて、時間が短いため、サファリ中の野生動物の情報集めに苦労しました。
時間が長ければ、その分、もっと沢山の動物を見て貰える可能性が高まります。
いつもと違って、車の乗車定員よりもずっと多い何十人ものお客さんと一度にサファリが出来たのが素晴らしいと思いました!」
■進行役 キナイさん
「なるべく、ケニアの映像に没頭いただけるよう、現地に居る気分に浸れるようにするにはどうするべきか悩みましたが、結果的に皆さんに楽しんでいただけたことがうれしいです。
そして、チャットがこんなに盛り上がるとは思ってもみませんでした。
アフリカに行きたくてもなかなか行けない状況はまだ続くと思われます。観光国ケニアも、コロナ前の状況と比べると、観光客はほぼゼロに近くに。国立公園や国立保護区の運営費用も厳しくなっています。
そんな中、こういったプログラムの実施により、少しでもこのマサイマラの役に立てたらいいなと思います。
“ケニア生配信 ムパタサファリライブ”は「シーズン0 私たちの挑戦」というタイトルで始めましたが、3月からはおそらく大雨期に入るため、天候と、天候の影響による回線の不安定が予測されます。
2月の下旬で、何回サファリツアーに出られるか、というところです。
実施日につきましては、天候の状況を見ながら随時Facebookなどでお知らせしていきますので、チェックいただければと思います。
大自然が相手なので、どうしてもサファリに出れない季節もあります。
また、サファリライブは、ネットとつなぐ回線が安定しないと実施できないため、雨期は厳しいなと思ってます。(雨期には、他の企画を実施するかもしれませんが)」
■「オンラインサファリの魅力」まとめ
■映像の質
映像の質はクリアで、想像以上によかったです。本格的な撮影機器を使用しているため、遠景はもちろん、遠くにいる動物にもズームで接近し、普段はみられない、動物の表情を見ることができます。
■音声
「鳥の鳴き声がたまらない!」という、チャットでの書き込みがありました。ゾウが草をむしる音、虫の鳴き声、カバの声ほか、動物が発する音や、ドライブ音がリアル聞こえて、まさにそこにいる気分になれます。
■解説
ナビゲーターの方の説明がとても分かりやすいです。チャットでの質問にもわかりやすく答えてくれます。初心者にもやさしく、新しい発見のあるプログラムとなっています。
■非日常感
サファリ中、ダイナミックで美しい映像の中に没頭できます。実際に行ってみたくなります。
■「ケニア生配信 ムパタサファリライブ」開催情報
晴れていれば、朝の美しい光の中、野生動物を観察できます。みなさんも機会があればぜひ気軽に参加してみませんか?
・第5回開催: 2月27日(土)13:00-14:30(モーニングサファリ)
イベントページ
・第6回開催:2月28日(日)13:00-14:30(モーニングサファリ)
イベントページ