ジル・バイデン大統領夫人、離婚申請中のケリー・クラークソンにアドバイス

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2021年02月26日 19:31  Techinsight Japan

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自身も離婚経験者のジル・バイデン大統領夫人(画像は『Dr. Jill Biden 2019年8月21日付Instagram「First day of school!」』のスクリーンショット)
ジョー・バイデン米大統領の妻ジル夫人が、夫の大統領就任後初となるテレビ番組の単独インタビューに出演した。このたび登場したのは歌手ケリー・クラークソンが司会を務める人気トーク番組で、夫人は昨年6月に離婚を申請したケリーに対し「一日一日を大切に生きていれば、風向きは良い方向へと変わっていく」と自身が実母から贈られた言葉を明かし、励ます場面が見られた。

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“ホワイトハウスの外に仕事を持つ最初のファーストレディ”、“博士号を持つ最初のファーストレディ”、 “史上初のプロフェッサー・フロータス (米大統領夫人の略称)”など、“ファースト”という言葉で形容されることの多い第46代米大統領の妻ジル夫人。そんな前例のない肩書きをいくつも抱える彼女の動向には、とりわけ世の働く女性達から大きな注目が集まっている。今月初めに登場した米人気育児雑誌のインタビューでは、コロナ禍で家庭と仕事の両立に奔走するワーキングママ達にエールを送る姿が共感を集めていた。

そんなジル夫人が米時間25日、歌手ケリー・クラークソンの人気トーク番組『The Kelly Clarkson Show』“ホワイトハウス編”に出演した。通常であれば同番組の収録はケリーがスタジオにゲストを招く形で行われるが、この度はなんとケリーが直接ホワイトハウスを訪問。ホワイトハウスの「東の間(イーストルーム)」にて、2人はトークを繰り広げた。

ケリーは、子育てに夫のサポート、さらには自身のキャリアアップまで何足もの草鞋を履きながら自分らしい生き方を貫いてきたジル夫人に興味津々の様子。時折「(家族や仕事の)バランスはどのように見つけているのですか?」といった質問を投げかけたり、バーチャル視聴者からの質問に答える姿を見つめたりしながら、夫人のアドバイスに熱心に耳を傾けていた。昨年6月に、約7年間連れ添った夫ブランドン・ブラックストックさんとの離婚を申請したケリーは、バツイチのジル夫人からこんなアドバイスを受ける場面も見受けられた。

「ケリー、私がもしあなたの母親だったとしたら、私はあなたにこう言うでしょうね。私の母は常々『明日になれば状況はもっとよくなる。一日一日を大切に生きていれば、風向きは良い方向へと変わっていく』って言っていたの。」

ジル夫人は1970年、18歳の若さで大学の元アメフト選手ビル・スティーブンソンさんと結婚。しかし4年後に別居し1975年に離婚が成立した。ジョー・バイデン氏と再婚したのは1977年のことで、当時幼い息子2人を育てるシングルファーザーだった同氏との間に1981年、娘を授かり3児の母となった(長男ボー・バイデン氏は2015年、46歳で脳腫瘍により死去)。夫人はそんな自身の過去を振り返りながら、

「こうして今思い返してみて思うのは、もし離婚をしていなかったら、私がジョーと出会うこともなかった。素晴らしい家族を持つこともなかったんだってこと。だから物事は最善の結果に結びつくように、起こるべくして起こるものだって、私は強く思っているのよ。」

「(別居から)どの程度の時間が経過しているのかわからないけれど、あなたの心の傷は時の流れとともに癒えると思うの。きっと驚くでしょうね。あなたにそんな日が訪れることを私も今から楽しみにしているわ。あなたは私に電話をかけてきて、きっとこう言うでしょうね。『ねぇ、ジル。あなたの言う通りだったわ!』ってね。」

元祖“アメリカン・アイドル”として人気を博したケリー・クラークソンは、2013年に自身のマネージャーの息子ブランドン・ブラックストックさんと結婚した。ブランドンさんには前妻との間にサバンナさん(18)、セスさん(14)の2人の子供がいたため、結婚と同時にステップマザーとなったケリー。その後2014年に娘リヴァー・ローズちゃん、2016年に息子のレミントンくんが誕生し4児の母になった。しかし公私ともに多忙な日々を送る中で、やがて夫婦はすれ違いに。そしてケリーは昨年6月、「和解し難い不和」を理由にロサンゼルス郡上級裁判所に離婚申請書類を提出していた。



画像は『Dr. Jill Biden 2019年8月21日付Instagram「First day of school!」』『The Kelly Clarkson Show 2021年2月25日付Instagram「TODAY!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)
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