トヨタ“ホーム”フィンランドでロバンペラが初日3番手。ラトバラ「気象条件が不利に働いてしまった」

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2021年02月27日 10:31  AUTOSPORT web

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写真エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2021WRC第2戦アークティック
エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC) 2021WRC第2戦アークティック
 WRC世界ラリー選手権第2戦アークティックの競技初日となった2月26日、デイ1のSS1〜2が行われ、トヨタ・ヤリスWRCでシリーズに参戦するTOYOTA GAZOO Racing WRTは、カッレ・ロバンペラが総合3番手、チームメイトのエルフィン・エバンスが総合5番手につけた。前戦モンテカルロのウイナーであるセバスチャン・オジエは総合9番手となっている。

 トヨタのホームグラウンドであるフィンランドで始まったWRC第2戦『アークティック・ラリー・フィンランド』。新型コロナウイルスの影響で中止に追い込まれたラリー・スウェーデンの代替イベントである今戦は、シリーズ唯一のフルスノーラリーだ。
 
 フィンランド北部のロバニエミを拠点に展開されるラリーは、26日午前中に行われたシェイクダウンに続き、15時過ぎに競技がスタート。初日に行われたSS1〜2の舞台はロバニエミから東に80kmほど離れた森林地帯で、ステージ長は今大会最長の31.05kmに上る。

 今戦の優勝候補のひとりに挙げられているロバンペラは、このステージの途中まで最速タイムを記録する走りをみせる。しかし、彼はジャンクションでワイドに膨らんでしまいスノーバンクにヒット。はまり込んだ雪壁からの脱出に時間を要してしまう。
 
 それでも同ステージを3番手で終えた20歳のフィンランド人は、日没後に行われたSS2で2番手タイムをマーク。総合では首位と20.4秒差の総合3番手につけた。

 一方、モンテカルロでワン・ツー・フィニッシュを飾ったオジエとエバンスのふたりは出走順が1番手、2番手となりステージの“雪かき役”を担うことに。このため両者はなかなかペースを上げることができず、エバンスはふたつのステージで5番手、総合でも5番手に留まった。柔らかい雪に覆われた路面でグリップが得られなかったオジエはさらに遅れ、総合9番手でラリー初日を終えた。

「とても困難な1日となり、理想的なスタートをきることができなかった」とオジエ。

「今晩はもう少しトップに近い位置につけたかったというのが本音だ。2回目の走行でも状況は好転しなかった。明日もトライを続け、何ができるのかを確かめたい」

 シェイクダウンで3番手タイムをマークしたトヨタ育成の勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)はSS1で8番手、SS2でも8番手タイムを記録。初日終了時点でトップと38.8秒差の総合7番手につけている。

■「デイ2は今大会もっとも重要な1日になる」とラトバラ

 チーム代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラは「期待していたようなスタートにはならなかった。今日は気象条件が我々にとって少し不利に働いてしまったようだ」とコメント。

「気温が0度を超えると路面の雪がかなり柔らかくなり、そうなると遅いスタート順で幅広くラインが刻まれた道を走る方が、より高いグリップを得られるからだ」

「もし、今日よりも10度くらい低いフィンランド北部の本来あるべき気温だったならば、出走順が早かったとしても、これほどタイムロスしなかったと思う。セブ(セバスチャン・オジエ)とエルフィン(・エバンス)はそのような理由でタイムを失ってしまった」

「カッレは不運にも雪壁に当たってしまったが、スピードはかなりあった。明日は、今大会もっとも重要な1日になる。新しいステージもあり、通常よりもタイム差がつきやすいと考えられるので、我々にはまだチャンスがあると思っている」

 ラトバラ代表が挽回への期待を寄せるWRC第2戦アークティックのデイ2は、サービスパークの東側に設定された3本のステージを日中のサービスを挟んで各2回走行する。SS3〜8、計6本のステージの合計距離144.04kmは今大会最長。リエゾン(移動区間)を含む1日の総走行距離は455.57kmだ。
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