ブンデスリーガ第23節が27日に行われ、MF堂安律とMF奥川雅也が所属する16位ビーレフェルトは敵地で6位ドルトムントと対戦した。堂安は開幕から22試合連続のスタメン出場、奥川は3試合連続のベンチスタートとなり、75分に両者が交代した。
ビーレフェルトは6分、高い位置でボールを奪うと、セカンドボールに反応した堂安が左足を振り抜いたが、ゴールの左下を狙ったシュートは惜しくも枠の外に外れる。対するドルトムントは27分、セットプレーの流れからこぼれ球に反応したマルコ・ロイスが左足で狙ったが、シュートはクロスバーに弾かれた。さらにドルトムントは33分、ジェイドン・サンチョの高速グラウンダークロスを受けたジョヴァンニ・レイナがゴールの目の前で狙ったが、シュートは右へと外れる。
ドルトムントは38分にアーリング・ハーランドにチャンスが訪れたが、GKとの一対一を制することはできない。一方のビーレフェルトは42分、カウンターからセルヒオ・コルドバがGKとの一対一を迎えたが、シュートを上手くミートできずに枠を外した。前半はスコアレスで折り返した。
ドルトムントは後半立ち上がりの48分に先制する。エリアの外からマフムド・ダフードが右足を振り抜くと、相手GKは味方に視界を遮られて一歩も動けず、ボールはゴール左下に吸い込まれた。さらに58分、ドルトムントはロイスがエリア内で倒されてPKを獲得。キッカーを務めたサンチョは、相手GKの逆を突いてゴール右下にしっかりと沈めた。
ドルトムントは81分に試合を決定づける3点目を獲得。素早い攻めで一気にゴール前まで迫ると、最後はハーランドの横パスを投入直後のヘイニエルが押し込んだ。レアル・マドリードからの期限付き移籍で加入しているヘイニエルは、待望のドルトムントでの初得点となった。
試合はこのまま終了し、ドルトムントはリーグ戦2連勝で今季12勝目、ビーレフェルトはリーグ戦2連敗で今季14敗目となった。次節、ドルトムントは3月6日にアウェイでバイエルンと、ビーレフェルトは同7日にMF遠藤渓太が所属するウニオン・ベルリンとホームで対戦する。
【スコア】
ドルトムント 3−0 ビーレフェルト
【得点者】
1−0 48分 マフムド・ダフード(ドルトムント)
2−0 58分 ジェイドン・サンチョ(ドルトムント)
3−0 81分 ヘイニエル(ドルトムント)