弥生賞でルメールが騎乗。ダノンザキッドに挑むシュネルマイスターの実力

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2021年02月28日 07:21  webスポルティーバ

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2021年クラシック候補たち
第9回:シュネルマイスター

 クラシックに向けて、重要な前哨戦となるGII弥生賞(中山・芝2000m)が3月7日に行なわれる。注目は3戦3勝でGIホープフルS(12月26日/中山・芝2000m)を制したダノンザキッドとなるが、その対抗馬として脚光を浴びている馬がいる。

 美浦トレセンの手塚貴久厩舎に所属するシュネルマイスター(牡3歳/父キングマン)である。

 母はGIドイツオークス(ドイツ・芝2200m)を勝っているセリエンホルデ。父は欧州のGIを4勝しているキングマンという良血だ。

 同馬は、昨夏の2歳新馬(9月5日/札幌・芝1500m)でデビュー。中団外目を追走し、3コーナーすぎから進出して4コーナー手前でトップ集団に並びかけると、直線半ばで先頭に立って、そのまま押し切った。

 2戦目は、およそ3カ月の休養を経て臨んだ1勝クラスのひいらぎ賞(12月19日/中山・芝1600m)。前方馬群の後方に構えてリズムよく追走し、直線を向くと、仕掛けのタイミングを伺いながら内へと進路を取った。

 圧巻だったのは、そこからだ。残り200m付近で鞍上のクリストフ・ルメール騎手がほんの少し手を動かしただけで、またたく間に加速。一気に後続を引き離して、最後は3馬身差をつける完勝劇を演じた。




 そして、再びじっくりと英気を養って、3戦目の舞台となる弥生賞に挑む。ここまで無傷の2連勝。引き続きルメール騎手が手綱を取るため、一段と話題を集める存在となっている。

 陣営はこのシュネルマイスターに対して、どんな感触を得ているのだろうか。関東競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。

「スタッフは『まだ全体的に緩さが残っており、完成は先になる』と話しています。それでいて、あの勝ち方ができるところに『この馬のポテンシャルの高さを感じる』とのことです。

 まだ2戦しかしていないので、『弥生賞は試金石』という見方をしていますが、『ダノンザキッドに勝つか、もしくは肉薄するようなら、今後が楽しみになる』と、まんざらでもない様子。対抗できる可能性は十分ある、と踏んでいるのではないでしょうか」

 ただ、父キングマンはマイル路線での活躍馬。日本で走っている産駒も、これまで1600m以下のレースでしか勝ち星を挙げていない。今回の距離延長について、陣営はどう見ているのだろうか。トラックマンが続ける。

「距離については『2000mがギリギリのイメージ』と見ているようです。『ゆくゆくはマイルがベストだろうけど、現時点では2000mまでなら、なんとかこなせるのでは』とスタッフ。クラシック路線か、マイル路線か。弥生賞後の目標も、レースの結果次第と言えそうです」

 ドイツ語で「スピードの名人」を意味するシュネルマイスター。この2戦でそのスピードは存分にアピールできたが、弥生賞では適度なスタミナがあることも示せるか。いずれにせよ、クラシックに向けて新たな有力馬が台頭するのか、必見である。

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