チェルシー対マンチェスター・Uについて知っておきたい7つのこと

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2021年02月28日 09:32  サッカーキング

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前回対戦はスコアレスに [写真]=Getty Images
28日に行われるプレミアリーグ第26節では、チェルシーが本拠地『スタンフォード・ブリッジ』にマンチェスター・Uを迎える。

 前節終了時点で、5位チェルシーと2位マンチェスター・Uの勝ち点差は6ポイント。トーマス・トゥヘル監督が就任して以降、プレミア6戦負けなしのチェルシーはトップ4を射程圏内に捉えている。一方、リーグ制覇にわずかな望みをつなぎたいマンチェスター・Uは、翌週に控える首位マンチェスター・Cとの直接対決を前に勝ち点3が必須だ。注目のビッグマッチを前に、知っておきたい7つのトピックを紹介する。

■攻撃陣好調のマンU

 マンチェスター・Uがゴール量産体制に入っている。サウサンプトン戦で9ゴールを挙げたのを皮切りに、2月は公式戦7試合で21得点。プレミアでは25節終了時の段階で、リーグ最多の53得点をマークしている。マンチェスター・Uが開幕25試合でこれより多くゴールを決めたのは、アレックス・ファーガソン体制下のラストシーズンでプレミアを制覇した2012−13シーズンのことで、当時は60ゴールを挙げた。チェルシーはプレミアで唯一負け越している相手だが、得点力には絶対の自信を持つ。

■堅守が光るチェルシー

 一方のチェルシーは堅守で勝ち点を重ねている。今季開幕25試合で25失点だが、これより少ないのはマンチェスター・Cの15失点だけ。トゥヘル監督が就任してからは、プレミア6試合で2失点しか喫していない。最初の失点はアントニオ・リュディガーのオウンゴールだったため、前節サウサンプトン戦の南野拓実のゴールが、初めて相手選手に決められた失点だった。ここまでリーグ戦で4勝2分けのトゥヘル監督は、好調なマンチェスター・Uの攻撃陣を完封できるだろうか。

■チェルシー苦手のマンU戦

 プレミアでの通算対戦成績は18勝22分け17敗と勝ち越しているチェルシーだが、マンチェスター・U戦は最近6試合連続で勝利がない。2017年11月のホームゲームで1−0の勝利を収めて以降、3分け3敗。直近の3試合は、計41本のシュートを放ちながらノーゴールに終わっている。またホームでは、カップ戦を含めてマンチェスター・Uに3連敗中。チェルシーが同じ相手にホーム4連敗を喫したのは、1981年から1986年にかけてのワトフォードが最後だという。トゥヘル監督就任後、いまだ負け知らずのチェルシーは難敵相手に久々の勝利を掴めるか。

■アウェイ無敗記録更新中のマンU
 今のマンチェスター・Uはアウェイに強い。1年前のチェルシー戦を2−0で制して以降、プレミアではアウェイ19試合連続無敗。1999年に樹立したアウェイ17戦無敗というクラブ記録を塗り替えた。ちなみに、22年前の記録を止めたのはチェルシー。オーレ・グンナー・スールシャール監督も選手として途中出場した一戦で、チェルシーが5−0の大勝を収めている。“青い壁”が再び立ちはだかるのか、それとも“赤い悪魔”が記録を伸ばすのか。要注目だ。

■通算5度目の監督対決

 チェルシーを率いてまだ1カ月ほどのトゥヘル監督だが、スールシャール監督率いるマンチェスター・Uとはすでに4度も対戦している。同氏が率いていたパリ・サンジェルマン(PSG)とマンチェスター・Uは、2018−19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16で激突し、今季もグループステージで同組に。4度の対戦はすべてアウェイチームが勝利を挙げており、両監督がそれぞれ2勝ずつ収めている。直近の対戦は昨年12月、PSGが敵地『オールド・トラフォード』で3−1の勝利を収めた。敗れたマンチェスター・Uは、最終的にグループステージ敗退を喫している。まさに因縁の対決だ。『スタンフォード・ブリッジ』に舞台を移した“第5ラウンド”で勝利を手にするのはどちらの指揮官か。

■注目は若きスターたち

 注目選手は、両チームに在籍する“イングランド代表の星”だ。6歳でチェルシーの下部組織に加入したMFメイソン・マウントは、7日のシェフィールド・U戦でプレミア通算10ゴールを達成。22歳28日というチェルシー史上2番目の若さで得点数が二桁に到達した。トゥヘル新体制でも、すでに不可欠な選手となっている。マンチェスター・Uでは、アメリカ誌『タイム』の「次世代の100人」に選ばれたFWマーカス・ラッシュフォードに要注目だろう。今季ここまでチーム最多の公式戦40試合に出場。チェルシーはお得意様で、公式戦で5得点2アシストをマークしている。イングランド代表の若きスターたちの競演から目が離せない。

■予想オッズは?
 日本時間26日正午現在、英国大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』はチェルシーの勝利に「2.25倍」、マンチェスター・Uの勝利に「3.3倍」、ドローに「3.3」倍というオッズを付けている。新体制でいまだ無敗のホームチームがやや優位と予想しているようだ。火曜日にCLを戦ったチェルシーの方が、木曜日にヨーロッパリーグ(EL)を終えたばかりのマンチェスター・Uよりもコンディション面で分があるのも大きい。しかし、何が起きても不思議ではないのがプレミアリーグ。シーズンが佳境を迎えるなか、死力を尽くした好ゲームになること請け合いだ。

(記事/Footmedia)

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