チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、マンチェスター・Uに所属しているポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスの獲得を目指していたことを明かした。イギリスメディア『BBC』が27日にトゥヘル監督のコメントを伝えている。
今年1月にチェルシーを指揮することが決定したトゥヘル監督は、2018年5月から昨年12月までパリ・サンジェルマン(PSG)を率いていた。トゥヘル監督がPSGの指揮官に就任したばかりの頃、当時クラブのSDを務めていたアンテロ・エンリケ氏とともに、当時スポルティングでプレーしていたB・フェルナンデスを獲得を画策していたという。
「パリに到着したばかりの頃、当時のSDはブルーノのことをしっかりと調査していた。彼が出場している多くの試合を見て、彼をチームに連れてくるための努力をすること決めたんだ。けれども、最終的に彼は異なる道を選択した。今週の日曜日に彼が相手チームにいるのは本当に厄介だ」
トゥヘル監督率いるチェルシーは、28日に行われるプレミアリーグ第26節でマンチェスター・Uと対戦する。B・フェルナンデスは今季の公式戦38試合に出場し22ゴール13アシストを記録するなど、マンチェスター・Uで圧倒的な存在感を示している。対戦相手の“エース”を「世界トップのミッドフィルダーの1人」の称賛するトゥヘル監督は、B・フェルナンデスについて以下のように語った。
「当時のスポルティングの中で、彼は別格だった。効果的なゴールスコアラーであっただけでなく、周囲を生かしてチャンスを演出することもできた。スポルティングはビッグクラブであるが、リーグのレベルは世界最高峰ではない。彼はそんなポルトガルから、プレミアリーグだけでなくヨーロッパでもトップレベルのクラブへステップアップし、インパクトを残している。尊敬の眼差しを送ることしかできないよ。信じられないほどだ」