若手ジョッキーの活躍に胸躍る堤礼実アナ。同時に抱く複雑な思い…

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2021年02月28日 11:42  webスポルティーバ

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堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第11回

スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、春の大一番に向けて頭角を現し始めた「新星」と、若手ジョッキーについての話を聞いた――。

 年が明けて1月8日、首都圏で緊急事態宣言が再発令され、競馬は再び無観客開催に戻りました。

『みんなのKEIBA』も、競馬場ではなく、フジテレビの本社スタジオからの放送に。また、レギュラー陣がスタジオに勢ぞろいできるようになったと喜んでいたのも束の間、井崎脩五郎先生は再び電話での出演となっています。

 日本中のみなさんが同じ難局と向き合っているわけですから、仕方のないことですが、やはり寂しさはあります。早く以前のように、大観衆が集う競馬場からメンバー全員でレースをお伝えできたらいいな、と思っています。

 そんな少し気持ちが落ち込みがちな状況ということもあって、私は思い切って髪をバッサリと切りました!

 番組内では佐野瑞樹アナウンサーから「髪を切って気分一新の堤さん」と紹介され、私も「生まれ変わりました!」と答えましたが、髪を切ったのは今ある現状から何かを変えたかった、という思いがあります。

 今は気軽に外出することもままならず、人にも会えない。どうしても気持ちはふさがり、気分的に暗い方向へいってしまいがち。そこで、気分転換を図って、気持ちを明るくしたいなと思って、わかりやすく髪を切ってみました。

 年明け最初のこの連載で「今年は体を動かす!」と宣言したばかりなので、筋トレに励んでもよかったのですが、そちらはまったくはかどらず......。明日から始めようと思います(苦笑)。

 さて、肝心の競馬のほうはというと、春のGIシリーズに向けて有力各馬が始動し出していますが、前哨戦ではそうした有力馬を脅かしそうな"新星"も登場し始めています。

 なかでも私の印象に残っているのは、東京新聞杯を勝ったカラテです。最後の直線で抜け出した勝ち方があまりにも鮮やかで、「すごい!」と驚かされました。

 2連勝中だったとはいえ、粒ぞろいのメンバーがそろった重賞の舞台。勝つ可能性があるとは思いつつも、レース前は「正直、どうなんだろう?」という気持ちのほうが強かったですね。

 ところが蓋を開けてみたら、堂々たる重賞初制覇。手綱を取っていたのも、重賞初勝利となる3年目の菅原明良騎手でした。ゴール板を過ぎたあと、菅原騎手が何度も何度もガッツポーズを見せていたのが印象的でした。

 ああいう初々しい姿を見ていると、馬とジョッキーをコンビで応援したい気持ちが強くなりますよね。

 日経新春杯を制したショウリュウイクゾも強く印象に残った一頭です。鞍上は菅原騎手と同じく3年目の団野大成騎手。こちらも、人馬ともに重賞初勝利でした。

 強い勝ち方でしたし、まだまだ成長していきそうな気配を感じます。馬はもちろん、ジョッキーも含めて、これからどうなっていくのか、こちらも気になるコンビです。

 このあと、ショウリュウイクゾは阪神大賞典に向かうと聞いています。そうなると、その次は天皇賞・春でしょうか? また、カラテも次はダービー卿チャレンジトロフィーに向かうとか。すると、その後は安田記念ですよね。

 こうやって新たに成長してきた馬がGIに挑戦していくようになると、"スターホース"の誕生を期待したくなります。

 それにしても、こうして若いジョッキーが活躍するのはとてもうれしいのですが、一方で、そのジョッキーの方々が私よりも年下、というのは何だが複雑な気持ちです(苦笑)。

 先日、番組では競馬学校の卒業式の話題を取り上げましたが、今年騎手課程を卒業した"騎手の卵"たちは18歳〜20歳。眩しいくらい初々しくて「私と10才近く差があるんですけど!?」と、その事実に驚愕するというか、かなり動転してしまいました(笑)。

 ともあれ、その卒業式で藤田菜七子騎手以来、5年ぶりに女性騎手が誕生することも発表されました。しかも、ふたり。古川奈穂騎手と永島まなみ騎手です。

 中央競馬では藤田騎手だけでしたが、これからは女性騎手同士の戦いが見られるかもしれません。今からすごくワクワクしていますし、番組でも取材する機会があればいいなと、楽しみに思っています。

 もちろん、男性だから、女性だからと区別するわけではありませんが、肉体的な面でどうしても男性のほうがパワーがあることは否めません。同じ女性として、彼女たちにはがんばってほしいなという気持ちがありますね。

 彼ら、彼女らがスタージョッキーになる頃には、私は何をしているのだろう......。若い騎手たちには、とにかく無事に、さまざまなことに挑戦して、いろんな夢を叶えてほしい。もはや親心に近いというか、そんな目線で見ています。

 私も競馬番組の担当として年次を重ねて、毎年のように思うことではありますが、今まで若手だと思っていたジョッキーのみなさんがどんどん活躍。勝ち鞍を増やしていって、菅原騎手や団野騎手がそうだったように、「初めての重賞勝利、◯◯騎手のインタビューです」と紹介する機会が増えてきた気がします。

 まだまだ勉強中の私自身、一緒に成長していけたらいいなと思っています。

Profile
堤 礼実(つつみ・れいみ) 2016年フジテレビ入社。
1993年11月23日生まれ、米国カリフォルニア州サンノゼ出身。
血液型:O型。趣味:ミュージカル鑑賞、ダンス。
好きなもの:東宝ミュージカル、宝塚歌劇、ハプスブルク家、
パクチー、チーズ。
モットー:「一瞬一瞬を大切に」「意志のあるところに道はある」

『みんなのKEIBA』(毎週日曜・午後3時00分〜)
★『みんなのKEIBA』公式HPはこちら>>
★『みんなのKEIBA』のTwitterはこちら>>
★堤礼実アナのInstagramはこちら>>

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