「努力がすべて水の泡。残念でならない」とオジエ/WRC第2戦アークティック デイ2後コメント

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2021年02月28日 14:11  AUTOSPORT web

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リヤフェンダーが損傷したセバスチャン・オジエのトヨタ・ヤリスWRC
フィンランド北部のロバニエミで開催されているWRC世界ラリー選手権第2戦アークティックは2月27日、デイ2のSS3〜8が行われた。6本のSSで争われた競技2日目を終えた時点で、総合首位はオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)。トヨタのカッレ・ロバンペラ(ヤリスWRC)が総合2番手につけている。そんなアークティック・ラリー・フィンランドのデイ2を終えた各陣営からドライバーコメントがリリースされた。

■Mスポーツ・フォードWRT
●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合9番手
「今日の出走順を不利にした昨日のオープニングステージの失敗の影響をまだ受けている! でも全体的に午前中はかなり順調だったし、自分たちの進歩にとても満足している」

「午後は少々トリッキーだった。コンディションの悪化に対処するために、2本のスペアタイヤを持っていかなければならなかったし、挙動を良くするための適切なセットアップを決めることができなかったんだ」

「しかし全体的には悪い1日ではなかった。あのようなコンディションでマシンを走らせるのは素晴らしかった。チームとして何をする必要があるのかは分かっている」

「それに自分でもドライビングを改善するための領域をいくつか特定することができた。だからすべては正しい方向に進んでいる。明日もこれらの素晴らしいステージをまた楽しむつもりだ!」

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合8番手
「今日はドライビングを大いに楽しめたよ。望むペースは出せていなかったが、自分たちがトリッキーでよりテクニカルなセクションでは、何度かトップタイムを出せることは分かっている」

「午後のコンディションはさらにトリッキーになったけれど、そこで僕たちの実力を少し示すことができた。その点はよかったよ」

「明日はさらに難しくなる。また非常に速いステージになるからね。目標は完走することだ。でもパワーステージで完璧な走行ができたら、そこで数ポイントを獲得できるチャンスもある」

■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合3番手
「午後の最後のステージはうまくいったので満足している。タイヤマネジメントはよかったし、その区間では僕たちは最速だったと思う。正直なところ、(優勝した)最終ステージの後に(後続とのSSタイムの)ギャップがとても大きいことを知って少し驚いたんだ。間違いなく午前中よりもよかった」

「マシンの挙動がよかったから、オープニングループでもっと良い走りができると期待していた。でもコミュニケーションの問題で、すべてのリスクを負うことはできなかった。マルティン(・ウィダグ/コドライバー)と僕は進歩してきているけれど、もっと良くなる余地がある」

「明日の主な目標は、ヒュンダイ・モータースポーツにダブル表彰台をもたらすことだ。ステージはこれまでやってきたものとは状態が異なるが、マシンの挙動は順調で、良い感触を得ている。僕たちのコミュニケーションがうまくいくようなら、あとは全力を尽くすだけだ」

●オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合首位
「全体的にすべてが計画どおりに進んだ日だった。午前中は順調だったが、ステージはとても困難なものだった。信じられないくらい速い上に、ペースノートの内容が100パーセントではないところがつねにあったんだ」

「午後は割り当てのタイヤをすべて持っていき、全部を使ったよ。ひとつのミスもなく完走することが重要だったからね」

「最初の区間ではプッシュしていたが、この日最後のステージは着実にやり遂げたいと考えていた。最後のステージはタイヤへの負担がすごく高かったが、目指していたとおり、トラブルなしで完走できた」

●クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合4番手
「不満の溜まる1日だったが、それでも僕たちは4番手だから、それほど悪くはない。こうしたコンディションでは、完全な力を出す必要があるんだ。午前中の最初のステージの始まりは、リズムをつかむことができて順調だった」

「でも、その後いくつかミスをしてしまい、何度か雪壁にぶつかって、勢いを失ってしまった。そのせいでそのループでのリズムがダメになってしまったよ。長い間こうしたコンディションでドライブしていなかったし、ペースノートにはあるべき速さが記されていなかった」

「タイヤも含めて状況に対処するのにベストを尽くした。でも基準にできることがなかったからトリッキーだった。最終ステージではティエリー(・ヌービル)が、僕たちと同レベルのグループと比べて、信じられないようなタイムを叩き出した」

「僕たちにもそれができると分かっている。純粋なスピードは出ているんだ。あとは適切な調整をするだけだ。計画では4番手を維持して、パワーステージで何ができるか状況を評価することにしている」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイリタイア
「スタートポジションを考えれば、最後のステージの最終コーナーまでは好調だったと思う」

「今朝は気温が低くタイヤのグリップは悪くなかったので、良いタイムを出すことができた。いい仕事をできていたと思うが、モータースポーツではすべてのコーナーが重要ですし、最後まで走りきらなければ1日は終わらない。本当に残念でならないよ」

「順位を上げるために努力してきたのに、それがすべて水の泡になってしまった。それでも、この先には明るい未来が広がっていると信じている」

●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合5番手
「今朝最初のステージはスロースタートになってしまった。慎重になりすぎて、タイムを多く失ったことを悔しく思う。その後は少しアグレッシブに走り、それは効果があった」

「しかし、残念ながら午後最初のステージでふたたび大きく遅れ、タイヤの摩耗と全体的なフィーリングに悩まされた。もっとうまくタイヤをマネジメントするべきだったし、そのためにチャンスをものにすることができなかった」

「明日はこの調子で頑張り続けなくてはならない。4番手のライバルとの差はそれほど大きくないので、ベストを尽くして戦うつもりだ」

●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合2番手
「今朝はクルマのフィーリングがあまり良くなかったが、ステージとステージの間に微調整を加えた結果、好転した。その後、日中のサービスではより大きなセッティング変更を施しましたが、それがうまくいったことで、午後の再走ステージではタイヤをマネジメントすることができ、すべてがとてもうまくいったよ」

「ただしタイヤ選択はかなり難しく、ちょっとした賭けだった。午後2番目のステージでニュータイヤを装着したのは正しくない判断で、最後のステージではタイムをかなり失った」

「明日のデイ3をどのように戦うか、迷いはない。プッシュし続け、できる限り速く走るだけだ」

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