茅野愛衣、声優へ転職決めた“幸せ”共有の魅力 人生変えた『ARIA』で“癒し”届ける今

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2021年02月28日 17:00  ORICON NEWS

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写真完全新作アニメーション『ARIA The CREPUSCOLO』に出演する茅野愛衣 (C)ORICON NewS inc.
完全新作アニメーション『ARIA The CREPUSCOLO』に出演する茅野愛衣 (C)ORICON NewS inc.
 テレビアニメ『ARIA』の放送15周年記念作品となる完全新作アニメーション『ARIA The CREPUSCOLO』が3月5日に劇場上映される。オレンジぷらねっとのメンバーを中心に描く物語で、今作のメインキャラクター・アーニャ役を務めるのが声優・茅野愛衣。10年前、社会人として働いていた時に『ARIA』を見て声優を目指すなど、人生に関わった作品に参加する。「楽しいこと、うれしいことをみんなで共有できることが、私にとって大切なことだったのです」と語る彼女に、声優デビュー10年を迎えた今、作品や声優業の魅力について語ってもらった。

【写真】あふれる癒しオーラ…ドレス姿の茅野愛衣

――『ARIA』の大ファンだという茅野さんですが、新作アニメーションの台本を読んだ時はどのような心境でしたか?

【茅野】 オレンジぷらねっとのお話だと伺っていたので、アーニャちゃんの出番が多いことは想定していたのですが、台本を開いて始まりのセリフがアーニャちゃんだったので「わっ!」と驚きました(笑)台本をいただくと「どれくらいの出番があるのだろう」と確認することが多いのですが、『ARIA』は声優を志すきっかけになった大切な作品ということもあって、自宅に持ち帰り「読むぞ!」と気持ちを整えてから読みました。

 役作りですが、シリーズを通して佐藤順一総監督から大きな指示はなくて「茅野さんが演じたのがアーニャです」と言っていただけているので、割と自由に演じています。ただ、ファンである以上、『ARIA』の世界観に違和感が出ないように心がけています。

 今回、オリジナルキャラクターとしてアレッタが新しく登場するのですが、『ARIA』は頻繁に新キャラクターが登場しない作品なので、台本を読んだ時「ここで新キャラ出てくるんだ!」とファン目線で興奮しました。声を担当しているのも共演経験が多い安野希世乃ちゃんで、アーニャの幼馴染として出てくるということもあり、とてもうれしかったです。

――別の仕事をしていた中、テレビアニメ『ARIA』を見て声優を志したそうですが、どこに作品の魅力を感じたのでしょうか。

【茅野】 『ARIA』はデトックスアニメだと思っているので、毒が抜かれていく感じが好きです(笑)疲れた時に見ると、その時に“ほしい言葉”をくれる作品で、日々の忙しさで忘れがちな小さな幸せ、見落としがちな大切なことに気づかせてくれます。絵、音楽、声優さんたちの声の力がすばらしいですし、なによりも嫌な気持ちになる登場人物がいないところがすごい!(笑)受け取り方次第で物事は“すてき”に変えられるところに勇気付けられました。私にとって『ARIA』は心が洗われる作品なのです。

 声優になる前はリラクゼーション(美容)に関わるお仕事をしていたのですが、ある日、たまたま深夜に見たアニメ『ARIA』に癒されて、アニメに興味を持ちました。その時のお仕事は1対1で話すことが多く、それも楽しかったのですが、文化祭など学生時代に味わった『みんなで一つの物を作る』ことの楽しさを思い出しました。「みんなで何かを作りたい」と自分がやりたいことを気づかせてくれた作品が『ARIA』でした。

――人生を変えるきっかけとなった『ARIA』ですが、そんな作品に参加できたことは夢のような出来事だったと思います。【茅野】 6年前に劇場上映された『ARIA The AVVENIRE』で、初めて作品に関わることができたのですが、その時に佐藤総監督から「新キャラクターのアーニャは茅野さんにお願いしようと思っていました」と言われて泣きました(笑)佐藤総監督とは別作品で一緒にお仕事をしていたのですが、その時、すでに私が『ARIA』が大好きだということを知っていたみたいです。作品に参加できたことは、本当に奇跡のような出来事でした。「好き」と言う気持ちは持ち続けていると届くものだと感じましたし、人生を変えた作品に関わることができたので、エンドロールで自分の名前を見た時は号泣したのを覚えています(照れ)。『ARIA』に関わったのが声優デビュー5年目で、今作もデビューから10年目を迎えて関わることができたので、人生の節目に『ARIA』があるのは不思議な気持ちです。

――作品に魅了されたとは言え、別の仕事をしていた中で声優を目指すのは勇気がいる行動だったと思います。原動力になったのは一体何だったのでしょうか。

【茅野】 物事の達成感を1人で喜ぶより「みんなで喜びや幸せを共有したい」気持ちから、1歩踏み出して事務所のオーディションを受けに行きました。今思うと無謀だと思いますし、お芝居の経験も学芸会でやった程度でしたので、よく踏み出したなと…(笑)

 私は昔から人に「癒し」を届ける仕事がやりたく、リラクゼーションのお仕事に就きました。人とお話するのが好きでしたので、カフェなどで働いてみたり、いろんな接客業のアルバイトをしてきました。お客さんの笑顔や「おいしい」と言ってくれた表情などは今でも忘れません。ただ、一人ずつ癒すこともすてきなことですが、みんなで一つの物を作り上げて癒しを届けることがやりたいと徐々に思うようになりました。楽しいこと、うれしいことをみんなで共有できることが、私にとって大切なことだったのです。

 接客業はその瞬間に「癒し」をお届けしますが、アニメーション作品は残り続けるものなので「癒し」をずっとお届けできることに魅力を感じました。私はお話や絵を描く技術はありませんでしたが、接客で培った“声”のお仕事ならできるかもと思い、声優を志しました。『ARIA』は自分がやりたいことを気づかせてくれた作品で、この作品がなければ声優という道を選んでいないので、本当に頭が下がる思いです。

 デビューから10年経過しましたが、イベントでファンの方々と触れ合った時に笑顔を見ると、「声優業に出会えてよかった」と実感します。この喜びと幸せをスタッフ・ファンのみなさんと共有できる瞬間に私は癒されるのです。

■作品概要
 WEBマンガサイト「MAGCOMI(マグコミ)」にて『あまんちゅ!』を連載中の天野こずえが描いた未来形ヒーリングコミック『ARIA』。水の惑星・アクアを代表とする観光都市として知られるネオ・ヴェネチアで、プリマ・ウンディーネになる夢を叶えた水無灯里と仲間との日々を描く物語。テレビアニメ第1期が05年、第2期が06年、第3期が08年に放送され、今回の完全新作アニメーションはTVアニメ放送から15周年を記念して企画された。

 今回の物語は、ネオ・ヴェネチアの街が、落ち葉の絨毯で彩られる秋が舞台。オレンジぷらねっとで修業の日々を送るアーニャには、気がかりなことがあった。互いに多忙なこともあり、長い間会えていない先輩のアリスとアテナ。そのせいで元気がないアテナに対し、アリスはなぜか会うのを避けている様子。友達のアイとあずさにも協力してもらい、先輩たちが絶対に会える方法を探す中、アーニャは今の自分だからこそ見える“景色”があることに気づいていく。

このニュースに関するつぶやき

  • そして、辻もろとも、殺される役で、みんなにトラウマを植え付ける要因となった(汗
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  • このお方と佐倉綾音さんはプリキュアになりそうでならない。
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