プレミアリーグ第26節が28日に行われ、3位レスターと11位アーセナルが対戦した。
両クラブともに、25日に行われたヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグから中2日。スラヴィア・プラハに敗れたレスターは同試合から4枚、ベンフィカ相手に劇的な勝利を収めたアーセナルは同試合から5枚、それぞれスタメンを変更した。
試合は開始早々の6分、レスターが先制する。ユーリ・ティーレマンスはハーフウェーライン付近で相手のミスからボールを奪うと、そのままドリブルでペナルティエリアに侵入。最後は右足でゴール右下隅に流し込んだ。アーセナルは12分にニコラ・ぺぺがペナルティエリアの近くで倒され、一度はPKの判定を受けたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のレビューによってフリーキックに判定が変更。フリーキックのキッカーはぺぺが担当したが、得点には結びつかなかった。
アーセナルは40分に試合を振り出しに戻す。右サイドでフリーキックを獲得すると、キッカーのウィリアンは低めのボールを供給。飛び込んだダヴィド・ルイスが頭で押し込んだ。しかし、アーセナルはその直後にエミール・スミス・ロウがピッチに座り込み、41分にマルティン・ウーデゴーアとの交代でピッチを後にした。
すると45分、アーセナルはぺぺがウィルフレッド・ディディのハンドを誘い、今回は正真正銘のPKを獲得する。キッカーを務めたアレクサンドル・ラカゼットは、相手GKカスパー・シュマイケルの逆を突いてゴール左隅に突き刺し、アーセナルが逆転に成功した。試合はアーセナルの1点リードで折り返した。
ビハインドで折り返したレスターは50分頃、ハーヴェイ・バーンズが味方からのパスを受けようとした際に左足を負傷。左足を固定した状態でストレッチャーに運ばれてピッチを後にし、ジェンギス・ウンデルと交代した。するとその直後、アーセナルがリードを広げる。中盤での混戦からボールを奪って速攻を展開すると、ぺぺ、ウーデゴーア、ウィリアンとつないでゴール前を攻略。最後はウィリアンの折り返しをぺぺが押し込んだ。
レスターは69分にもアクシデントで交代枠を使うことになる。ジョニー・エヴァンスが左足を痛めてプレー続行を諦め、ダニエル・アマーティとの交代でピッチを後にした。
アーセナルは87分、途中出場のピエール・エメリク・オーバメヤンがカットインから右足でゴール右下を狙ったが、これは惜しくも枠を外れる。結局、試合はアーセナルが2点をリードしたまま終了。アーセナルはリーグ戦2試合ぶりの白星で今季11勝目となり、暫定で9位に浮上した。レスターはリーグ戦5試合ぶりの黒星で今季7敗目となった。
レスターの次戦はFAカップの日程都合で3月3日に行われ、アウェイでバーンリーと対戦する。アーセナルは3月6日にアウェイでバーンリーと対戦する。
【スコア】
レスター 1−3 アーセナル
【得点者】
1−0 6分 ユーリ・ティーレマンス(レスター)
1−1 40分 ダヴィド・ルイス(アーセナル)
1−2 45分 アレクサンドル・ラカゼット(アーセナル)
1−3 52分 ニコラ・ぺぺ(アーセナル)