ヤクルト廣岡と巨人田口が交換トレード 電撃移籍の新天地で開花期待

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2021年03月01日 14:10  ベースボールキング

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ベースボールキング

巨人への移籍が決まったヤクルト・廣岡大志
◆ 適性ポジション拡大中のスラッガー

 巨人とヤクルトは1日、田口麗斗投手(25)と廣岡大志選手(23)の交換トレードが成立したと発表。各球団が春季キャンプを打ち上げ、いよいよ開幕へギアを上げようという3月頭に電撃トレードが実現した。なお、背番号については廣岡が「32」に決定。田口は「34」と発表された。

 廣岡は智弁学園高から2015年のドラフト2位でヤクルトに入団した内野手で、広角に飛ばす打撃がウリのスラッガー。2019年に自身初めて2ケタ10本塁打に到達したが、確実性には課題を残し、ヤクルト在籍5年間で定位置確保とはならなかった。

 それでも昨季は本職の遊撃に加えて、二塁、三塁はもちろん、外野や一塁でも出場機会を得るなど、一軍出場のチャンスを模索して適性ポジションを拡大中。新天地では持ち前の打撃センス開花に期待がかかる。


▼ 廣岡選手・コメント

突然のことで正直、驚いています。
スワローズには入団してから5年間、たくさんの方々にお世話になり、大変感謝しています。
新天地で活躍することが、皆さんへの恩返しにもなると思いますので、新たな気持ちで頑張っていきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします。


◆ 先発ローテの救世主に

 一方、田口は広島新庄高から2013年のドラフト3位で巨人に入団した左腕。3年目から先発ローテに定着すると、2016年に10勝、2017年に13勝をマーク。ここ数年は故障もあってローテーションから外れることもあったが、2019年はリリーフに回って55試合に登板するなど、巨人投手陣をマルチに支えてきた。

 新天地となるヤクルトは先発投手陣の補強が急務で、今春キャンプでもエース・小川泰弘に続く若手投手陣が軒並み低空飛行の緊急事態。一軍で実績ある田口には、先発ローテを埋める即戦力の活躍が期待されている。


▼ 田口投手・コメント

ジャイアンツでの7年間は、非常に濃い時間でした。
監督、コーチ、仲間たち、スタッフの方たちに助けられて、ここまでやってこられたと思います。
ジャイアンツの皆さんには、本当に感謝しています。
東京ヤクルトスワローズでも、田口麗斗を応援してもらえるよう頑張ります。

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