辞任した山田真貴子広報官 菅首相会見で本誌記者に「週刊朝日はちょっと……」と難色示した過去

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2021年03月01日 20:55  AERA dot.

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写真内閣広報官を辞任した山田真貴子氏(C)朝日新聞社
内閣広報官を辞任した山田真貴子氏(C)朝日新聞社
 菅義偉首相の長男らから7万4千円超の豪華接待を受けていた内閣広報官の山田真貴子氏(60)が3月1日、体調不良で入院していた都内の病院から辞意を伝え、政府は閣議で辞職を決定した。山田氏は同日の衆院予算委員会に参考人として招致されていたが、これによって取り止めとなった。

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「官邸は山田氏が自分から辞表を出してくれるのを待っていたそうです。上の指示で辞めさせると、支持率が落ちてまずいということだったのでしょう。菅首相が緊急事態宣言の一部解除を決めたのに記者会見を開かず、報道陣から『山田隠し』だと指摘されてカメラの前で怒りを露わにしてしまった日に間に合えば良かったのですが、国会招致の日程などとの関係でそうもできず、結局このタイミングになったと聞いています」(政府関係者)

 山田氏は2月25日に衆院予算委に参考人招致された際は、7万円超の接待を受けたことについて「心の緩み」と表現。菅首相の長男と同席したことについては「私にとって大きな事実だったかというと、必ずしもそうではない」と釈明していた。一方で関係者によれば、これに先立つ内部の調査では「国家公務員倫理法上の利害関係者に該当していた可能性が高い」と認めていたという。

 菅首相は「女性の広報官として期待しているので、そのまま専念してほしい」と発言していたものの、結局、事態を幕引きさせるための「捨て駒」にされてしまったのか。

 ただ、山田氏が司会をつとめてきた菅首相の記者会見のあり方も、これを機にあらためて検証されるべきだろう。約1カ月前の2月2日、官邸で開かれた記者会見に、記者は抽選を何とかくぐり抜け出席していた。司会は山田氏だ。

 この日の会見の内容は、10都道府県について3月7日まで1カ月間、緊急事態宣言の延長を決定したということと、自民党議員が深夜まで会食していたことについて菅首相が「あってはならないこと」とお詫びするものだった。冒頭、菅首相がプロンプターを見ながら13分ほど話すと、いよいよ質問タイム。首相官邸の記者クラブの幹事社2社の質問が終わると、山田氏はこううながした。

「それではここから幹事社以外の方から質問をいただきたいと思います。質問をいただける方は挙手をお願いします。私が指名致します」

 そして質問する記者を指名し始めた。

「それでは、●●新聞の××さん」

 と、出席する記者の名前をそらんじている記憶力の良さは印象に残った。このことからも、 会食に同席した菅首相の長男との関係について、国会で「記憶にない」と語ったことには違和感がある。

 この日の会見で記者は毎回、手を上げ続けたが、約10問の質問全てに指されることはなかった。それでも手を上げ続けたが、彼女は、

「それでは、会見は終了させていただきます」

 と、強引に会見を打ち切り、菅首相は去って行った。

 会見後、山田氏が記者席にやってきたところを、挨拶がわりに名刺を差し出し、「次はあてていただけませんか」と頼んだ。名刺には「週刊朝日」とネット媒体の「AERA.dot」の記者と印刷されている。

 山田氏は名刺を見ながら「AERAはいつも読んでいます。AERAさんなら」。「週刊朝日なんです」と伝えると、「週刊朝日はちょっと……」と難色を示した。AERAも同じ朝日新聞出版の媒体ではあるが、そもそも、広報官が媒体名によって「あてる」「あてない」を判断していたとしたら問題ではないか。政界関係者からは「会見前に、あてる記者はだいたい決まっている」という説すら聞く。

 山田氏の後任の広報官には、平等な運営を求めたい。

(本誌・上田耕司、今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事

このニュースに関するつぶやき

  • でました。話した内容をちょこっとだけ書く印象報道はもういいから。
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  • ああ、報道の自由って朝日の私怨を晴らすために使われてるってことですか?www
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