下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
やはりワクチン不足が指摘されている。そうだろうね。ワクチン開発した国でも、他世界各国でも不足しているんだから、日本も。そんな状況なのに、橋本聖子組織委員会長は「無観客での開催・再延期は考えてない」とあくまで開催を前提にした強気の発言。彼女もまた人の命より五輪の人だった。
第543回(2/25〜3/2発売号より)
1位「竹内涼真 番組収録を一時中断させて…大人気占い師に結婚ガチ相談!」(「女性自身」3月16日号)
同「KEIKO 『人として逸脱』元夫 小室哲哉に突き付けた2つの離婚条件!」(「女性自身」3月16日号)
2位「渡部建『豊洲市場のウニ売り』で“針のむしろ”からの再出発」(「女性セブン」3月11日号)
参照「渡部建 豊洲市場“出禁”に支え続けた佐々木希も消沈!」(「女性自身」3月16日号)
同「渡部建 テレビの仕事は『もう、やりたくない…』」(「週刊女性」3月16日号)
3位「愛子さまが匂わせる ネックレス4℃をくれた“特別な存在”」(「週刊女性」3月16日号)
政治や社会だけでなく、芸能界のしがらみの中で女性が不条理にも貶められ、不利になることも多い。そんなことを感じてしまう記事が今週の「女性自身」に。
その1本が竹内涼真の熱愛記事だ。記事の内容は竹内が番宣で出演したバラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)収録時のこと。通常こうした売れっ子タレントの場合、周囲も本人もプライベートなことに突っ込まないのが当然の掟であるが、しかし竹内は違った。どうしても私生活で占ってほしいことがあったかららしい。
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それはズバリ、現在の恋人・三吉彩花とのこと。竹内は「今、結婚を決断すべきタイミングか否か教えてください」という旨の質問を占い師にしたらしい。かなり真面目に。
もしこれが本当だとしたら確かに衝撃だ。すでに同棲説が報じられている竹内と三吉だが、同時に結婚まで! この『占って〜』は明日3月3日の放送予定だが、もちろん問題の内容は放送されないだろう。『自身』の問い合わせにフジテレビ側も「制作の詳細に関してはお答えしていません」とのことだから、真相は現場にいた人間にしかわからない。
だが、それは置いておく。問題はこうしたメインストーリーではない。竹内と三吉の熱愛スタートがこんなふうに記されていることだ。
「三吉さんも(竹内と同じく)ヨガや筋トレ、サウナが好きで意気投合、竹内さんから猛アプローチして、吉谷さんと別れた昨春から付き合うようになったそうです」
この“吉谷”とはご存知、竹内の前カノ・吉谷彩子のこと。記事ではまるで吉谷と“別れた後”に三吉との交際がスタートしたかのように記されているが、それは違うでしょ。
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そもそも熱愛、同棲が知られていた竹内と吉谷の破局が報道されたのは、昨年6月の「フライデー」(講談社)でだった。しかも報道によれば竹内は一方的に吉谷に別れを告げ、さらには住んでいたマンションも追い出したとされる。ついでに100万円ほどの金銭トラブルもあったらしい。そして竹内がそんなひどい仕打ちをした理由こそ、新恋人の三吉の存在だったとされる。
このことはネットでも大きな話題となり、高感度抜群だった竹内には大きなダメージとなったものだった。しかし今回の「自身」記事では、こうしたトラブルがまるでなかったかのような書き方。
もちろん竹内の乗り換え愛に対し、その後、一部マスコミでは吉谷が暴力的行為をしたことに竹内が耐えられなかったとか、円満破局だったなどの報道もあったが、これも人気や知名度で事務所などの力が上回る竹内の逆襲戦略とも思われた。そして今回も――。
もう一つが、小室哲哉とKEIKOの離婚だ。「自身」もまたこの離婚を報じているが、その内容は実は至極まとも。
例えば、小室の不倫が発覚直後の前代未聞の引退会見で、小室はKEIKOを“小学校4年のドリルが楽しい状況”などと貶めたが、これを反証。さらに2014年にもしっかりとした足取りのKEIKOを目撃したと紹介している。つまり“小4ドリル”や“音楽に興味がなくなった”“ほぼ歌うことがなくなった”“大人の会話もない”との小室発言を一蹴しているわけだ。
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そういう意味で「自身」のKEIKO離婚報道は特に問題があるものではない。でもでも、この記事を読んで思い出した。昨日放送された『ミヤネ屋』(読売テレビ系)を。離婚を伝える宮根誠司は、盛んに“KEIKOが驚異的に体調を回復している”という点を強調していたから。
そもそも、不倫釈明会見の小室発言は当時から虚偽だと指摘されてきた。KEIKOの親戚や知人は小室の嘘を告発していた。KEIKOは元気で、音楽も大好き、カラオケなども行っている、と。でも宮根はそうした報道をスルーし、小室の言葉が真実だとばかりに、“KEIKOが驚異的に回復した”と強調する。
そのことで小室の嘘を擁護するかのように。宮根は不倫騒動当時から小室を盛んに擁護していた。今回も。どんな関係が!?
スポーツ紙による目撃談を端緒に、2月25日発売の「週刊文春」(文藝春秋)「女性セブン」が詳細を報じるなど、あの渡部建の“豊洲市場アルバイト”が大きな話題だ。でも今回の報道はあまりにゲスだ。
まず、女性週刊誌では先発の「女性セブン」が自宅近くで渡部を直撃した。その際、渡部は平身低頭に謝ってその場を去ったというが、その後に続く“渡部の友人”とやらの匿名コメントがこうだ。
「豊洲で仕事中というと、『豊洲のトイレは大丈夫か』なんて冷やかされることを避けているのもあるかもしれません」
本当に友人のコメントか!? と大きな疑問符がつくゲスコメントだが、次は「週刊女性」。
「イメージアップを図った“仕込み”なんじゃないかとも言われています」
そして「女性自身」によると、加熱なマスコミ取材によって渡部は、市場関係者から「もう来ないで」と言われたとか。
ここまでくると渡部が気の毒になる。言っておくが不倫は犯罪ではないし、いくら有名芸能人による女性蔑視不倫といえ、ここまで“池に落ちた犬を打つ”マスコミって――。
愛子さま、ジャニーズWESTに夢中?
眞子さまの結婚問題が話題になる中、今度は愛子さまの恋愛も! 高校時代からの“特別な男性”の存在を「週刊女性」が報じている。しかし、その“特別な男性”だけでなく、愛子さまが密かに夢中になっているのがジャニーズWESTらしい。そして記事にはこんなことが。
「ちなみに本誌を発行する主婦と生活社では、3月5日より『WEST』の公式カレンダーを発売予定。愛子さまもお手に取られるかもしれない」
おいおい。愛子さまを宣伝に使う? しかも皇室記事でも、ちゃっかりジャニーズPR。「週女」は確かに変わった!