プレミアリーグ第29節が2日に行われ、マンチェスター・Cとウルヴァーハンプトンが対戦した。
公式戦20連勝中のマンチェスター・Cが序盤から主導権を握った試合は、15分に動きを見せる。ロドリからの展開を受けたリヤド・マフレズが右足で折り返すと、中で待っていたラヒーム・スターリングの前で足を伸ばしたのは、守備に入ったレアンデル・デンドンケル。必死のディフェンスも実らず、ボールはそのままゴールを揺らし、オウンゴールでマンチェスター・Cが先制に成功する。
その後も前半を通してマンチェスター・Cがペースを握り、ウルヴズにシュートはおろか、エリア内でのタッチすら一度も許さない。すると44分、マフレズのクロスをベルナルド・シウヴァが頭で流すと、ゴール前のアイメリク・ラポルテが左足で押し込む。しかしこれはVARでオフサイドの判定となり、試合は1−0のまま後半へと入る。
後半もペースを握ったのはマンチェスター・C。51分にはテンポの良い崩しからデ・ブライネが左足で、54分にはマフレズがカットインから強烈な左足で狙う。しかし、これにはGKルイ・パトリシオが立ちはだかってゴールを許さない。
すると61分、ウルヴァーハンプトンは敵陣右寄りでFKを得ると、ジョアン・モウチーニョの蹴ったボールに飛び込んだのはコナー・コーディ。ダイビングヘッドでサイドネットに流し込み、ウルヴズがこの日最初のシュートで試合を振り出しに戻す。
その後徐々に流れを引き寄せ始めたウルヴズは、68分、70分と立て続けにアダマ・トラオレがシュートまで持ち込む。一方連勝記録のかかっているシティも、73分、77分にスターリングに絶好機が訪れたものの、いずれもわずかにゴールには及ばない。
そして迎えた80分、マフレズのスルーパスに抜け出したカイル・ウォーカーがグラウンダーのボールを入れると、中央でこぼれたボールに反応したのはガブリエル・ジェズス。左足で蹴り込み、ついにマンチェスター・Cが再びのリードを奪う。
マンチェスター・Cはさらに90分、前線でロドリがボールをカットすると、最後はマフレズにボールが冷静に流し込み3点目をゲット。ラストワンプレーとなった90+3分には、ギュンドアンのシュートのこぼれ球をG・ジェズスが押し込んで、その差を3点に広げた。
試合はこのまま終了。勝利したシティは公式戦21連勝を達成し、首位の座をガッチリとキープしている。一方のウルヴァーハンプトンは、勝ち点を積むことはできず12位にとどまっている。
次節、マンチェスター・Cは7日にホームでマンチェスター・Uと、ウルヴァーハンプトンは6日にアウェイでアストン・ヴィラと対戦する。
【スコア】
マンチェスター・C 4−1 ウルヴァーハンプトン
【得点者】
1−0 15分 レアンデル・デンドンケル(オウンゴール/マンチェスター・C)
1−1 61分 コナー・コーディ
2−1 80分 ガブリエル・ジェズス(マンチェスター・C)
3−1 90分 リヤド・マフレズ(マンチェスター・C)
4−1 90+3分 ガブリエル・ジェズス(マンチェスター・C)