チリツモで備えられる!?「老後のお金」の準備は今月の節約から!

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2021年03月03日 08:11  All About

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写真老後の資金準備について意識が高まってきたあなたに最初に考えて欲しいのは「毎月のやりくりの見直しからスタート」ということ。老後のことと今月の家計のやりくりは無縁のように思えますが、そのココロは?
老後の資金準備について意識が高まってきたあなたに最初に考えて欲しいのは「毎月のやりくりの見直しからスタート」ということ。老後のことと今月の家計のやりくりは無縁のように思えますが、そのココロは?

老後の準備は遠い話だが、目の前の家計がつながっている

今回は、「老後のことは、毎月のやりくりから」という話をしたいと思います。というのは、「老後=先のこと=今の生活とは関係ない」というような固定観念を一度断ち切ってほしいからです。

「老後のなんとか」というと「それは後になって考えればいい」というような反応が必ず返ってきます。これは間違いです。

老後のテーマの一部は、実際に老後になってから考えればいいのは確かです(例えば人付き合いとか、どこに住むかとか、趣味については、必ず現役から考えなくてもなんとかなります。もちろん、早くから考えて損はありません)。

しかし、老後になって考えては遅い「老後のコト」があります。特に経済的な問題がそうです。

老後の経済的問題は、現役のうちに解決しておかなければなりません。定年になってから年金収入を得て、それを10年後の自分の老後資金のために積み立てて残す、というようなことはあり得ないからです。

老後のための資金準備は老後に株や不動産で儲けるのでない限り、現役時代にやっておくしかありません(これはこれでリスキーなつなわたりです。また、株や不動産だって現役時代にやってもいいのです)。

そして、現役時代に老後資金準備を行うための原資を捻出するのは、他ならぬ自分の稼ぎからでしかありません。他人の給料袋からお金を抜き取って、自分の老後のためにためるわけにはいかないのです。

つまり、「老後の資金準備は、今月の家計と関係がある」ということです。これからはぜひ、「今は、老後にもつながっている」という頭をもっていただければと思います。

毎月の家計の見直しなくして、老後資金準備はできない

さて、ここまでの理屈に納得はしたものの、「毎月の給料から貯めたところでどうにもならないだろう」という人もいることでしょう。

しかし、私たちが毎月稼いでいるお金というのは実は大きな財産です。仮に年収400万円のままでも38年働けば(22歳入社60歳まで勤続)、総額で1億5000万円にもなる収入を稼ぎ出しているのです。実は私たちが体を資本にして稼ぐ金額は思っているより大きいものなのです。

一般に大卒男子の生涯賃金は3億円程度といわれています(退職金も含む)。しかし、私たちが3億円貯めた、という話はほとんどありません。なぜなら、稼いだほとんど全てを使い切ってしまうからです。

例えば、2%でも残しておくことができれば、600万円の原資になります。ここに運用益が加われば、1000万円の老後資金準備もあながち不可能ではありません。それはほんの数%でいいのです。別にお給料の30%とか50%を残しておく必要はないのです。

しかし2%を残しておくだけでも、意識を高めておく必要があります。具体的には、98%の収入で暮らす、というやりくりが欠かせません。100稼いで100使うのではなく、使うお金は98にとどめておく工夫が意識として必要なわけです。

これは要するに、「やりくり」であり「節約」です。私たちが、毎月の収入を全部使い切らず、少し残しておくことを考え、実行することは、老後のためにお金を貯めるためにも重要な取り組みの一部なのです(もちろん、住宅購入資金や子の学費準備をするためにも節約は欠かせません)。

それでは、「老後のための節約」について、もう少し具体的なプランを考えてみましょう。

毎日1つの節約で、チリツモで1000万円に育つ!?

節約を資産形成につなげるためのテクニックとして紹介したいのが、「ラテ・マネー」の考え方です。

これはアメリカの有名なFPであるデヴィッド・バックが紹介しているもので、「毎日カフェラテ1杯程度の節約が、老後に困らないだけの財産形成につながる」というものです。

例えば、毎日370円程度の節約をすると仮定します(節約対象はタバコ1箱でもケーキでも雑誌でもかまいません)。

1日370円の節約というのは、おおむね1カ月1万円強の貯金に相当します。これを新入社員の頃からコツコツ積み立てていったと仮定します。仮に38年間毎日370円節約をし、積み立て続けたとすると、節約したラテ・マネーは510万円にもなります。

仮にこのラテ・マネーに年3%の利息がついたとすれば、957万円が定年退職時にあなたの手元にある計算です。

なんと、毎日1杯のカフェラテ程度の節約を根気よく続けることで、老後の財産がひとつ作れるというわけです。これは、日本的に言い換えれば「チリツモ(塵も積もれば山となる)」なお金の貯め方でしょうか。

節約は、節約そのものだけで取り組むと苦しく辛いものになりがちです。しかし、毎日毎日のチリツモ節約が、将来の自分の老後の安心をもたらす財産に育つと考えてみてください。目的がはっきりすれば、節約もずいぶん取り組む意欲が高まってくるのではないでしょうか。

「毎日の節約、毎月の節約が老後につながる」――そんな話をしてみました。

信じて実行した人には、確実に老後の余裕が生まれるでしょうし、実行しなかった人には確実に老後の資金不足が発生することでしょう。老後のことを、実現可能な具体的な形に変えて、ぜひ実行に移してみてください。
(文:山崎 俊輔(マネーガイド))

このニュースに関するつぶやき

  • ちりも積もれば〜 今現代のヒトに欠けているのが長期的な展望だろうねwwwすぐに答えを欲しがるwww
    • イイネ!7
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