バルサ、逆転で国王杯決勝進出…10人のセビージャを延長戦の末に下す

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2021年03月04日 08:11  サッカーキング

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バルサがセビージャを下した [写真]=Getty Images
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝ファーストレグが10日に行われ、バルセロナとセビージャが対戦した。

 ファーストレグではジュール・クンデとイヴァン・ラキティッチの得点でセビージャが2点のリードを奪っている。リーガ・エスパニョーラで週末に対戦した両チームがミッドウィークに再び相まみえることとなった。

 本拠地での1戦は3得点を求められるバルセロナは12分、ウスマヌ・デンベレがバイタルエリアで前を向く。相手DFの寄せが甘くなったタイミングでノーステップから右足を振り抜くと、美しい弧を描いてゴールネットを揺らした。序盤にいきなり1点をバルセロナが先制する。

 幸先良いスタートを切ったバルセロナだが、その後はなかなか得点を奪うことが出来ない。31分、ペドリがミドルシュートを狙うもゴール右へ。32分にもリオネル・メッシがドリブルからゴール前へ侵入すると、こぼれ球がゴール方向へ飛んだがマルコス・アクーニャがライン上でクリア。

 そのまま追加点は生まれず、0−0のままハーフタイムに突入した。

 後半に入り68分、デンベレの右サイドからのクロスをジョルディ・アルバがカンフーキック気味のボレーで合わせたが、ゴールバーに直撃。2点目を奪うことは出来ない。

 一方のセビージャは71分、ルーカス・オカンポスがエリア内で倒されてPKを獲得。オカンポスが右足で狙ったが、マルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが素早い反応でキャッチ。

 このセーブで勢いづいたバルセロナは支配率を高めるが、セビージャの守備を崩せずなかなか得点を奪うことが出来ない。89分にはマルティン・ブライトバイテとフランシスコ・トリンカオを同時に投入してさらなる攻勢をかける。

 すると後半アディショナルタイムに入り、試合が一気に動く。90+2分フェルナンドがトリンカオを倒してしまい、2枚目のイエローカードで退場。獲得したFKは相手DFに当たったが、その後得たCKの流れからアントワーヌ・グリーズマンが中央へセンタリング。中央でジェラール・ピケが合わせて土壇場でバルサが試合を振り出しに戻した。試合は延長戦へ突入する。

 10人となった上で同点弾を許したセビージャに対し、勢いに乗るバルサは延長戦に入ってからも攻め続ける。すると95分、アルバのクロスをブライトバイテがダイビングヘッドで合わせ、瞬く間にバルサが勝ち越した。

 得点が欲しいセビージャだが、最後までネットを揺らせず3−0で終了。2戦合計3−2でバルセロナが決勝進出を決めた。

【スコア】
バルセロナ 3ー0(2戦合計3−2) セビージャ

【得点者】
12分 1−0 ウスマヌ・デンベレ(バルセロナ)
90+4分 2−0 ジェラール・ピケ(バルセロナ)
95分 3−0 マルティン・ブライトバイテ(バルセロナ)

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