ドルトムントに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが望んでいる新天地は6クラブに限られているようだ。ドイツ紙『ビルト』を引用して複数メディアが報じている。
現在20歳のハーランドは2020年1月にザルツブルクからドルトムントに加入後、ここまで公式戦45試合の出場で43ゴール11アシストを記録。ゴールを量産している同選手には数多くのビッグクラブが関心を示している。先日、同選手の代理人を務めるミノ・ライオラ氏が、「ドルトムントから彼を獲得できるのはおそらく最大10クラブしかない。そのうち4クラブがイングランドのクラブだ」と語った影響もあり、今夏の移籍の可能性がささやかれている。
そんななか、チェルシーのオーナーを務めるロマン・アブラモヴィッチ氏がハーランド獲得に向けて大金を投じることを許可した模様で、チェルシーが本格的に同選手獲得に動き出すことが伝えられている。
しかし、今回の報道によると、ハーランドは絶対的なトップクラブへの移籍を望んでおり、チェルシーはこの中に含まれていないことから、チェルシーへの移籍は除外しているという。また、バイエルンについてはポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが在籍していることから同様に選択肢からは外れていることが報じられている。
なお、ハーランドの新天地候補となっているのは、リヴァプール、マンチェスター・C、マンチェスター・Uのプレミアリーグ3クラブと、レアル・マドリードとバルセロナのスペイン勢、そしてユヴェントスの6クラブのみとなっているようだ。
ドルトムントは今季のブンデスリーガで現在5位となっており、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃せば、今夏のハーランド退団は避けられないと予想されている。注目の的となっている同選手だが、果たしてどのような決断を下すのだろうか。