楽天・横尾、相性の良い本拠地で活躍目指す「本当にいいイメージしかない」

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2021年03月04日 16:24  ベースボールキング

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 4日、池田隆英投手との1対1トレードで日本ハムから楽天入りした横尾俊建内野手がオンラインでの入団記者会見に臨んだ。

 横尾は、「新たな気持ちでやってやるぞという気持ちが一番強い。バッティング、フルスイングが持ち味なので、今まで通りそこをアピールしてやっていきたい」と述べた。

 日本ハムでは18年に9本塁打をマークしたが、19年は打率.188で3本塁打、昨季は44試合の出場にとどまり、打率.252、2本塁打に終わっていた。左打者が並ぶ今季の楽天打線にとって、貴重な右打者として見込まれてのトレード移籍だけに横尾は、「去年もそうだが、悔しいシーズンが続いたので、ここをきっかけに新たに勝負していきたい。ここを分岐点だと思って一生懸命頑張りたい」と意気込む。

 横尾にとって本拠地・楽天生命パーク宮城は、自身の誕生日にプロ初安打し(16年5月27日 当時:楽天Koboスタジアム宮城 塩見貴洋投手から左安)、
さらに、プロ初本塁打・初打点をマークした球場だ(17年8月27日 当時:Koboパーク宮城 楽天・釜田佳直投手から左越ソロ本塁打)。

 「初ホームランもそうだし、誕生日にヒットも打てた。相性がいいというか、本当にいいイメージしかない」という。今回、自身の本拠地が仙台となることを「いい意味で捉えている。縁起がいいではないですけど、自分の中で本当にいいイメージしかないので、そこが本拠地になって活躍するためにはもってこいの場所ではないかなと思う」と話す。

 昨季までは楽天を「投打が噛み合ったいるチームだなという印象はすごくあったし、ファンの声援もけっこう独特な感じはしていたので、敵から見たら手ごわいチームだったな」と見ていた横尾。

 愛称は『おにぎり君』。「ホームランを打ったらおにぎりをいっぱい握りたい」と恒例だった本塁打後の『おにぎりポーズ』のパフォーマンスは新天地でも続けるつもりだ。

 東日本大震災から10年(横尾自身は震災の2011年、日大三で夏の甲子園制覇)となる今季、楽天には田中将大投手が8年ぶりに復帰し、優勝へ向けた機運も高まっている。横尾は「大切な年だと思っているし、自分としても何とかチームの優勝に貢献できるように意識を持って頑張りたい」と強い思いを口にした。

(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)

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