MotoEヘレステスト2日目はグラナドがトップタイム。大久保光は8番手タイムを記録

3月3日、スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで、2021年シーズンの『FIM Enel MotoE World Cup』（MotoE）の1回目となる開幕前テストが3日間の日程で行われ、2日目はエリック・グラナド（ONE ENERGY RACING）がトップタイムを記録した。日本人ライダーの大久保光（AVANT AJO MotoE）は8番手タイムだった。

　Energica Motor Company（エネルジカ・モーターカンパニー）の電動バイク『Energica Ego Corsa（エネルジカ・エゴ・コルセ）』とミシュランタイヤのワンメイクで、開催3年目を迎えるMotoE。プレシーズンテスト2日目がヘレスで行われた。

　テスト2日目も最高気温が21度でドライコンディションのなか、負傷で欠場したマティア・カサデイ（ONGETTA SIC58 SQUADRACORSE）を除く17名が3セッションに参加した。

　トップタイムは1分48秒143を記録したグラナドで、2番手は1分48秒423のドミニク・エガーター（DYNAVOLT INTACT GP）、3番手は1分48秒571のフェルミン・アルデグエル（OPENBANK ASPAR TEAM）と続いた。また、大久保は1分49秒002をマークして8番手となった。

　さらに、今回初めてセッション中にピットレーンのバッテリーチャージャーを使用することが許された。MotoEはパドック内に、専用の『Eパドック』という充電エリアを設けており、本来はマシンをそこまで運んで充電を行う。しかし、レース前にピットレーンを出てからグリッドに着いた時に再充電用に使用されていたチャージャーが、セッション中の使用目的でテストされた。

■2021MotoE：第1回ヘレステスト 2日目総合リザルト（編集部集計）
Pos.No.RiderTeamMotorcycleTime151エリック・グラナドONE ENERGY RACINGエネルジカ1’48.143277ドミニク・エガーターDYNAVOLT INTACT GPエネルジカ1’48.423354フェルミン・アルデグエルOPENBANK ASPAR TEAMエネルジカ1’48.57146マリア・エレーラOPENBANK ASPAR TEAMエネルジカ1’48.719540ジョルディ・トーレスPONS RACING 40エネルジカ1’48.857611マッテオ・フェラーリTEAM GRESINI MotoEエネルジカ1’48.90373ルーカス・トゥロヴィッチTECH3 E-RACINGエネルジカ1’48.910878大久保光AVANT AJO MotoEエネルジカ1’49.002918チャビエル・カルデルスAVINTIA ESPONSORAMA RACINGエネルジカ1’49.2361019コランタン・ペロラーリTECH3 E-RACINGエネルジカ1’49.245119アンドレア・マントヴァーニTEAM GRESINI MotoEエネルジカ1’49.3081261アレッサンドロ・ザコーネOCTO PRAMAC MotoEエネルジカ1’49.3331371ミゲール・ポンスLCR E-TEAMエネルジカ1’49.3851468ヨニー・エルナンデスOCTO PRAMAC MotoEエネルジカ1’50.4291580ジャスパー・イウェマPONS RACING 40エネルジカ1’50.7141621ケビン・ザンノーニLCR E-TEAMエネルジカ1’50.7821714アンドレ・ピレスAVINTIA ESPONSORAMA RACINGエネルジカ1’51.611