コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝セカンドレグが4日に行われ、レバンテとアスレティック・ビルバオが対戦した。
ファーストレグは1−1のドロー。アスレティック・ビルバオの突破にはゴールが必須となる。
先制したのはホームのレバンテだった。16分、ルベン・ロチーナのパスを受けたロジェール・マルティが反転してシュート。これがネットを揺らしレバンテがさらに有利な展開とした。しかしアスレティック・ビルバオも黙っていない。左サイドを突破したイニャキ・ウィリアムズに並走したラウール・ガルシアがペナルティエリア内で倒されPK獲得。これを自分で沈め試合を振り出しに戻した。
後半に入り試合は拮抗する。79分、レバンテのホルヘ・デ・フルートスがエリア内で倒されたとアピールするも主審はノーファウルの判定。続く82分にはI・ウィリアムズのクロスがレバンテDFホルヘ・ミラモンの手に当たったのではないかとアスレティック・ビルバオは主張したがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によりこちらもノーファウルの判定となった。
1−1で試合は延長戦に突入する。すると延長後半にドラマが待っていた。中央でボールを持ったアレックス・ベレンゲルが自分で持ち出し、思い切って右足でシュート。これがディフレクションを呼び、レバンテGKも動けないままネットを揺らし、アスレティック・ビルバオが勝ち越しに成功した。
試合はこのまま終了。延長後半のゴールでレバンテを下したアスレティック・ビルバオが、バルセロナが待ち受ける決勝へコマを進めた。
【スコア】
レバンテ 1ー2(2戦合計2−3) アスレティック・ビルバオ
【得点者】
17分 1−0 ロジェール・マルティ(レバンテ)
30分 1−1 ラウール・ガルシア(PK/アスレティック・ビルバオ)
112分 1−2 アレックス・ベレンゲル(アスレティック・ビルバオ)