チェルシーのトーマス・トゥヘル監督がリヴァプール戦を振り返りコメントした。
チェルシーはプレミアリーグ第29節でリヴァプールと対戦。チャンピオンズリーグ出場権を争う強豪同士が激突し、試合は均衡した展開に。しかしMFエンゴロ・カンテのパスを受けたMFメイソン・マウントのゴールを守り切ったチェルシーが敵地アンフィールドで勝利を収め、勝ち点3を持ち帰った。
試合後トゥヘル監督は満足感を示しつつチームを称賛している。
「勝ち続けること、守り続けること、クリーンシートを維持することの難しさを知っているから幸せだ。今のところチームが高いレベルで要求にこたえてくれているからスーパーハッピーだ。正直に言うと、サウサンプトンとの引き分けは、勝ち点2を落としたようなものだし今でもとても後悔している。だがチーム全体は幸せだ」
「初日からクラブの一員となり、チームに関わっていると感じられた。彼らからは、エネルギー、態度、サッカーの試合に必要なすべてのものを感じられるから、指導を始めて最初の1分から楽しいよ。彼らはチームプレーに徹し、お互いのために戦う準備ができている。勇敢なチームだ。彼らは難しい試合になろうとも4日に1度の試合となろうともこなしてくれる」
リヴァプール戦はDFチアゴ・シウヴァが欠場。DFアンドレアス・クリステンセンが代わって入り抜群のパフォーマンスを見せた。トゥヘル監督は「アンドレアスはトッテナム戦の前半に交代で入る難しい状況だったが、最初の1分間から絶対的に印象を残した。彼は勇敢で、個人的なチャレンジができる。我々のビルドアップでも非常に勇敢で知的だ。彼は自信を持ってプレーしているし、パフォーマンスには非常に満足している。彼がどうステップアップしてきたかが、我々のパフォーマンスの重要な部分を占めている」と手放しで称賛した。
また、チェルシーはこれで4位まで順位を上げチャンピオンズリーグ出場権獲得ラインに入った。同監督は終盤戦へ向けて次のように語り気を引き締めた。
「退屈な話に聞こえるかもしれないが、唯一の助けとなるのは、各試合に備えて最高のレベルで準備をすることだ。このリーグでは1パーセントも落とすことは許されていない。このまま進み続けたいのであれば、エヴァートン戦に向けて再集中しなければならない」
「まだ11試合残っていて何も決まっていない。我々はレースにまだ参加しているし、ギャップを埋めたのは努力したからだ。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップがあるから、リラックスしている時間はない。チームも私もハングリーだ」