ミランに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、驚きの行動を取った模様だ。4日に、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が報じている。
イブラヒモヴィッチは、イタリアのサンレモで行われている『サンレモ音楽祭2021』にゲスト出演していた。『サンレモ音楽祭2021』はポピュラー音楽の音楽祭で、イブラヒモヴィッチは3日に行われたセリエA第25節ウディネーゼ戦(1△1)の翌日にきっちりとトレーニングをこなし、その後サンレモに向けて車で出発していた。なお、イブラヒモヴィッチはウディネーゼ戦ではメンバー外となっている。
だがここで、想定外の事態が起きる。高速道路で事故が発生し、3時間の足止めを食らってしまったのだ。このままでは音楽祭に間に合わないと考えたイブラヒモヴィッチは車を降り、通りすがりのバイカーを呼び止めたという。
「車の中で3時間待っていた俺は、運転手に『降りなければ』と言ったんだ。そして、バイカーを呼び止めてこう尋ねた。『サンレモまで乗せていってくれないか?』ってね」
「音楽祭を見逃すことなんてできなかったからな。幸いにも、バイカーはミラニスタだった」
『コリエレ・デロ・スポルト』は、イブラヒモヴィッチの「本当に寒かったよ。高速道路に降り立ったのは初めてだった」とのコメントも紹介。後にイブラヒモヴィッチは、ヘルメットをかぶりバイクの後部に乗っている自身の姿を映した動画を公開している。