卓球、サウナ、バーベキューも「ソロ」で楽しめる! ソロ充極めるおひとりさま向けサービスが続々登場

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2021年03月05日 17:00  AERA dot.

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写真AERA 2021年3月8日号より(撮影/写真部・高野楓菜)
AERA 2021年3月8日号より(撮影/写真部・高野楓菜)
 大勢でワイワイ楽しむのが難しい昨今だが、一人で楽しめることはたくさんある。こんなご時世だからこそソロ活を楽しんで、ソロ充目指してみませんか? AERA 2021年3月8日号から。

【写真】ひとりで満喫! 日本で初めての完全個室のフィンランド式サウナはこちら

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 ソロ活(1人でしかできない贅沢な時間を過ごすこと)、ソロ充(ソロ活動で充実している人のこと)、ヒトリシュラン(心地いいひとりご飯ができる店の格付け)など、ソロ系新語もよく見かけるようになり、1人で楽しむ行動が注目されている。

 とくにコロナ時代は、お店に行っても、電車の中でも、おしゃべりなどのコミュニケーションは慎むのが原則。だったら1人でも10人でも、大して変わりはないわけで。ほかの客と接触が少なく、1人で十分楽しめるサービスも巷に増えてきた。

 そんなソロサービスのいくつかを、原則ソロ取材で体験してみた。いや、唯一カメラマンに同行してもらったのは、どうしても自分で撮影できないココ。ひとり卓球フィットネスが楽しめるマシン「ピンポンFIT」がある卓球スクール「TACTIVE立川店」だ。

 ピンポンFITは、バッティングセンターの卓球版みたいなもので、速さや方向などを設定した球がつぎつぎに発射される。相手を気にせずに打ち返し、フィットネス効果を狙うものらしい。利用するには、月額会員の入会が必要だが、今回は1回のみ無料のマシン体験を試させてもらうことに。カメラマンに撮影してもらうため、卓球ウェア上下も通販サイトで購入。オシャレな専門ウェアが充実していて、びっくりだ。

「中高生の人気部活でも、今は卓球がベスト10に入るんですよ」

 と、このスクールを運営するスヴェンソングループの広報担当・伊藤瑞花さん。そっか。昭和生まれは、あか抜けないスポーツかと。ごめんね、卓球。

 そんなことより、テーマはソロ卓球だ。店長の河又未希さんにマシンの設定をしてもらい、まずは試し打ち。ウェアだけは本格派だが、天井に飛んでいったり、派手に空振りしたり。相手が人なら申し訳なさいっぱいだが、マシン相手だから何のその。遠慮なく打っているうちに、けっこう当たるようになってきた。

 続いて120本を連打する2分間のフィットネスに挑戦。たったの2分だが、足も腰も腕も常に動かして、けっこういい運動に。ウエストや二の腕の部分痩せへの期待も膨らむ。

「楽しみながらできるので、ジムから乗り換えていらっしゃる方も多いです」(河又さん)

 ほんとほんと。

 続いて出かけたのは、日本で初めての完全個室のフィンランド式サウナ「ソロサウナ tune」。店名の通り、今はやりの「ととのう」っていうやつを、ひとりで満喫できるらしい。

 案内された先には、石に水をかけて蒸気を上げるロウリュがセルフで楽しめるサウナ室と、15度前後の大粒の冷水でクールダウンもできるシャワー室、そして休憩室があって、これを全部独り占め。体の隅々の毛穴が全開するように、タオルなしで寝転ぶマッパサウナを、一度はやってみたいと思っていた夢がかなった。あー気持ちいい。

 昨年の12月にオープンしたばかりだが、

「サウナ人気と、ほかの利用者とのディスタンスの心配がない個室が注目され、予想を超えるご予約をいただいています」

 と、tuneの取締役・河瀬大介さんも胸をはる。2週間先までの予約を毎日取る方式だが、「ソロサウナ3室と、同性のみ3人で利用できるグループ向けサウナ1室の1日分の予約が、毎日すぐに、売り切れる状態です」(女将の遠藤香さん)。

 そもそも「おひとりさま」という言葉は、飲食店の1人客を指したことから生まれた、食と関係の深い言葉。ソロ食も進化している。ひとりで食べるのに最適な飲食店に特化したグルメガイド、その名も「ソロメシ」なるアプリが登場していたり、ピザハットのおひとりさま専用のセット「MY BOX」も人気らしい。でも今回チャレンジしたのは、ワンランク上のソロ食、はやりのソロキャン(ソロキャンプ)から食だけを抜き出したような「ソロバーベキュー」。

 1人用のバーベキューグリルも各種発売されているので、そのなかでも前からほしかったロゴスの「グリルアタッシュmini」を買ってしまった。畳むと幅20センチ弱のミニトランクのようになるほか、キャンプ用品には珍しいカーキといったレトロなカラーもいい感じ。

 さっそく食材を買い込んで、ソロバーにGo!……と思ったのだが、この時期、持ち込みするバーベキュー場は、どこも休業中だ。バーベキューグリルもちっちゃいことだし、家の小さな庭でソロバーをやることに。

 敷地内の庭なら基本的にバーベキューは違法ではないが、「火事と間違って通報する人がいるので、事前に日時を申告してくれると助かります」と消防署。お忙しいところすみません。ソロバー、やらせてもらいます!

 ところが……。小さいから楽勝だと思ったのに、関係ないみたいで。やっぱりグリルになかなか火がつかない。いつもこうした面倒なことを頼む夫も「ソロだから食べにこないで」ときつく言ってあるので頼みにくいし。気が遠くなるほど息を吹いて酸素を送ること約20分。ようやく炭が赤く燃えてきた。そうして汗と涙でできたバーベキューが、マズいはずがないわけで。好きなことを好きなだけ。ソロ活ってたいへ……いや、楽しい!(ライター・福光恵)

※AERA 2021年3月8日号

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