木村拓哉にW浅野、横浜流星まで“キュン死”必至の歴代最強「恋ドラマ」はどれだ?

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2021年03月06日 16:10  週刊女性PRIME

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写真左上から時計回りに『ビューティフルライフ』『101回目のプロポーズ』『東京ラブストーリー』
左上から時計回りに『ビューティフルライフ』『101回目のプロポーズ』『東京ラブストーリー』

 視聴率がひと桁台と苦戦が続く冬ドラマが多い中、初回から11・4%を記録し、常にふた桁台をキープし好調なのが『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)。玉森裕太演じる癒し系の“‘子犬系男子”や、間宮祥太朗演じるドS系の“ツンデレ先輩”にメロメロになる女性が急増中だ。『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)。

 そんな“ボス恋”に続けとばかりに、4月クールには石原さとみ&綾野剛出演の『恋はDeePに』(日テレ系)、北川景子&永山瑛太出演の『リコカツ』(TBS系)、鈴木亮平&吉岡里帆出演の『レンアイ漫画家』(フジ系)など恋愛ドラマが多数ラインナップ。

 刑事ものや医療ものばかりだった昨今のドラマ界の中で、盛り上がりをみせている。

「最新型の恋愛ドラマの傾向は、男性はすごくキャラクターがはっきりしている。例えば、2020年の『恋は続くよどこまでも』(TBS系)では、佐藤健さんが大魔王と呼ばれるカリスマドS医師に。同年の『私たちはどうかしている』(日テレ系)では、横浜流星さんがカリスマ菓子職人に。同じく『この恋あたためますか』(TBS系)では、中村倫也さんがドSでクールな社長と、男性はみんな属性がツンデレなんです。

 そして、ヒロインはちょっと冴えなかったり、どん底の日常を過ごしていたりして、そこに男性が王子さま的に現れ、頭ポンとかあごクイとか、もし手元に“キュンです”ボタンがあれば“キター!”と言いながら連打しちゃうようなシチュエーションを展開。すごく少女漫画的と言いますか、恋愛ドラマが1周回ってベタに戻り、萌えポイントがはっきりしている“キュンドラマ”がいま好まれているんだと思います」

 こう語るのは、30年以上もドラマに関する作品を発表する漫画家で、ドラマウォッチャーのカトリーヌあやこさん。ドラマの制作側も、いかにSNSでトレンド入りをさせるかを意識した作りに変化しているという。活気を取り戻し始めた昨今の恋愛ドラマ。その創成期をたどってみると、1980年代後半に始まったと話す。

恋ドラの元祖はトレンディドラマ

「トレンディドラマが始まったのは1988年くらいから。それまでは、ホームドラマだったり、不良の学園モノの中に恋愛要素が含まれているような作品が多く、若い男女の恋愛を主軸にしたものがほとんどなかったんです。恋愛だけをターゲットにした作品が出来はじめたのがトレンディドラマから。

 浅野温子&ゆう子のW浅野が話題となった1988年の『抱きしめたい!』(フジ系)シリーズが象徴的でしたね。ほかにも、タイトルバックだけのために海外の真っ白なビーチに行って撮影してた作品なんかもあったりして、さすがはバブル、どれだけ予算があったんだと(笑)。ものすごくキラキラした美男美女が、おしゃれな空間でキャッキャしているのを私たちがただ眺める。憧れの目線で描かれたのがトレンディドラマでした」(カトリーヌさん、以下同)

『抱きしめたい!』は1989年以降、3度もスペシャルドラマ化され大ヒット。中山美穂らが出演した『君の瞳に恋してる!』(1989年)、浅野ゆう子主演の『ハートに火をつけて!』(1989年)などフジの作品も人気に。そして1990年代に入り、恋愛ドラマは黄金期に突入する。

「『東京ラブストーリー』(1991年、フジ系)の登場で、憧れから等身大の恋が描かれるようになっていったのが1990年代。東ラブのリカ(鈴木保奈美)の“カンチ(織田裕二)、セックスしよ”というセリフにも現れているように、ヒロインに肉食系女子も登場。男性が振り回される恋愛ものが多かったように感じます。

 恋愛ドラマの神様と呼ばれる北川悦吏子さんや、1991年の『101回目のプロポーズ』(フジ系)などで知られる野島伸司さんなど、作家性の溢れる脚本家が出てきて、“僕は死にましぇん!”などのインパクトのあるセリフも多数誕生

 男女が道路や駅のホーム越しに思いを叫びあったり、後ろから抱きしめたり、好きな人を見つけたけど踏切が下りて会えなかったりと、携帯もあまり普及していなかったので歯がゆいすれ違いシーンもやり放題(笑)。恋愛ドラマのセオリーがたくさん作られたのもこの時代でした」

 豊川悦司や反町隆史、竹野内豊など個性豊かな俳優たちが登場。そして、出演すれば高視聴率間違いなし。この時代を語る上で欠かせないのがこの人。

キムタク無くして恋ドラは語れない

「1993年『あすなろ白書』、1996年『ロングバケーション』、1997年『ラブジェネレーション』(ともにフジ系)、2000年『ビューティフルライフ』(TBS系)と、まさに1990年代は木村拓哉さんに始まって終わると言えるくらい欠かせない存在。

 1994年に『anan』の抱かれたい男ランキングで1位になって15年連続トップ。そのままランキングが終了するほど圧倒的でした(笑)。『ビューティフルライフ』の最終回の視聴率なんて41・3%! テレビがみんなのいちばんの娯楽だった時代でもあるんだなって思いますね」

 『ビューティフルライフ』である意味恋愛ドラマを極めた木村は、それ以降、『HERO』(2001年、フジ系)では弁護士、『GOOD LUCK!!』(2003年、TBS系)ではパイロットいわゆる“職業もの”ドラマが主戦場となっていく。そんな中、2000年代では恋愛の形も次第に様変わり。

「2000年代に入ると、まさにイケメン団体戦の幕開け。その口火を切ったのは、恋愛ものとは違うんですが2002年の『ごくせん』(日テレ系)。松本潤さん、小栗旬さん、亀梨和也さん、赤西仁さん、三浦春馬さんなど、あまたのイケメンたちがこぞって出演しヒットしたため、恋愛ドラマ界もその手でいこうと。

 その筆頭が2005年の『花より男子』(TBS系)。それまでは、例えばロンバケの木村拓哉さんと山口智子さんみたいに1対1の恋愛が主流でしたが、『花男』では松本潤さん、小栗旬さん、松田翔平さん、阿部力さんという4人のイケメンが1人のヒロインをちやほやするという、女性には夢のような図式に。

 さらに2007年の『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(フジ系)では、小栗旬さんに生田斗真さん、水嶋ヒロさんなどいろんなタイプのイケメン選び放題(笑)。若手のいい俳優さんがたくさん登場した時期でしたね」

 それまでハンサムやトレンディ俳優などと言っていたのが、イケメンという言葉に変わり定着したのもこのころ。しかし、ここまで支持を得てきた恋愛ドラマだが、2010年代に入ると急に陰りをみせ始める。

「2009年ごろからスマホが普及しだして、テレビが次第に娯楽のトップじゃなくなり始めたんです。では、みんながどういう作品に惹かれるのか。それを探るうちに、2010年に『Mother』、2011年に『家政婦のミタ』(共に日テレ系)、2012年の『ドクターX〜外科医・大門未知子』(テレ朝系)、2013年の『半沢直樹』(TBS系)などのヒットにより、視聴率の取れる社会派ドラマや医療もの、刑事ものが一気に花盛り。結果、恋愛ドラマが次第に減っていったんだと思います」

 ネットやスマホの普及により、2010年代は趣味趣向の多様化が加速。特に若い世代にはテレビ離れが顕著になっていく。そんな中、1980〜1990年代に恋愛ドラマにハマっていた層に向けた作品が作られる。

不倫に同性愛、恋ドラは多様化

「恋愛ドラマが少なくなる中、1980〜1990年代に恋愛モノにどハマりし、年齢を重ねた世代をターゲットにして作られ話題となったのが2010年の『セカンドバージン』(NHK)や2014年の『昼顔〜平日午後3時の恋人たち』(フジ系)。

 恋愛ものが急に不倫に傾いちゃいましたが(笑)、ある意味、その世代の等身大の恋愛が刺さったのかもしれません。不倫相手が長谷川博己さんや斎藤工さんというのもまたよくて、おふたりともブレイクしました」

 多様化の波は徐々に恋愛ドラマにも。すると2010年後半、テレビを離れ始めた若い世代にも刺さる作品が次第に作られ、恋愛ドラマは再び活気を取り戻し始める。

「2016年の『逃げるは恥だが役に立つ』、2019年の『凪のお暇』(ともにTBS系)は、そんなに恋愛にガツガツいかず、ちょっと楽に自分らしく生きたいという若者世代の共感を得た恋愛ドラマ。すごく新しいし、時代性のある恋愛ドラマだと思います。『恋つづ』など若い世代に向けたキュンドラマも、少女漫画を原作にした恋愛映画のヒットを受けて、その作り方がドラマ界にもどんどん流れ出した。

 2016年には田中圭さんや吉田鋼太郎さんらをキャスティングし、男性同士の恋愛を描いた『おっさんずラブ』もヒットしましたし、恋愛ドラマも多様化し再び盛り上がり始めて、時代の流れとともに作られているんだなと感じます。

 個人的に期待しているのがフジの月9。2017年の『突然ですが、明日結婚します』が平均視聴率6・7%と振るわず、それ以来恋愛ドラマが作られていないんですよ。なので、月9ならではのキュンドラマを作って欲しいです(笑)」

このニュースに関するつぶやき

  • 「君の名は」あ、戦争中から戦後の話の方ね。
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  • 松嶋菜々子が出てたやまとなでしこww
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