守備だけじゃない!バットでもアピールするロッテ・柿沼

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2021年03月06日 17:12  ベースボールキング

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ベースボールキング

ロッテの柿沼友哉
◆ 9番から上位に繋げる

 ロッテの柿沼友哉が、課題にしている打撃で存在感を示している。

 『9番・捕手』でスタメン出場した6日の西武戦、先頭で迎えた1−0の3回、1ボールから先発・浜屋将太が投じたストレートをレフト前に弾き返す安打で出塁。この安打をきっかけに1番・藤原恭大、2番・荻野貴司の連打で満塁とし、3番・レアードの押し出し四球で得点を挙げた。

 9番・柿沼から上位に続いていく打順で、柿沼が先頭打者としてしっかりと出塁し、上位打線に繋いでいく理想的な攻撃だった。

◆ 対外試合4試合連続安打

 柿沼はこの日の安打で、2月25日のソフトバンク戦から続く対外試合の連続安打を「4」に伸ばした。

 また、25日のソフトバンク戦の6回の第2打席で、ソフトバンクの大竹耕太郎からセンター前に安打を放ってから、28日の西武戦で中安、オープン戦がはじまってからも2日のオリックス戦で左2、左安、そして6日の西武戦で左安と、5打席連続で安打を放った。

 昨季の公式戦の安打の内訳はレフトへ5本、センターへ7本、ライトへ5本だったが、ここまでの対外試合で放った安打はレフトへ4本、センターへ2本、ライトへ0本と力強く引っ張った打球が多い。

 守備面での評価を上げている一方で、19年の打率が.167、20年の打率が.160と打撃に課題を抱えている。昨季は開幕から一軍でマスクを被る機会が増え、初めてシーズン通して一軍でプレーしたものの、ソフトバンクとリーグ優勝を争った10月以降は、チーム全体の打線の状態が振るわず、打撃面に課題のある柿沼になかなか出場機会が巡ってこなかった。

 昨年シーズン終了後にZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習では、毎日のように全体練習後に特打を敢行し打撃力向上を図っていた。スタメンでの出場数を増やすためにも、“打つ”ことが何よりも大事になってくる。オープン戦でも1本でも多く安打を放ち、昨年までとは違う姿を見せていきたい。

▼ 柿沼友哉の対外試合の打撃成績
率.429(14−6)本0 点0

2月13日vs楽天
第1打席:三ゴロ(渡邊佑)

2月16日vs広島
第1打席:一直(島内)

2月21日vsDeNA
第1打席:遊ゴロ(上茶谷)
第2打席:左2(武藤)
第3打席:空三振(伊勢)

2月23日vsオリックス
第1打席:二ゴロ(田嶋)
第2打席:投併(山田)

2月25日vsソフトバンク
第1打席:空三振(武田)
第2打席:中安(大竹)

2月28日vs西武
第1打席:中安(井上)

3月2日vsオリックス
第1打席:左2(田嶋)
第2打席:左安(荒西)

3月6日vs西武
第1打席:左安(浜屋)
第2打席:遊ゴロ(浜屋)

文=岩下雄太

このニュースに関するつぶやき

  • それに比べ、アピールしなくても、クソみたいな成績でも、井口の御贔屓で出れる藤岡なんて、努力しても試合になかなか出れない選手からすれば邪魔な奴に映るだろうな。
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