クレヨン、ミルフィーユ、トラバーユも! フランス人には通じない和製フランス語

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2021年03月06日 18:22  All About

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写真日本語に取り入れられ、日常に使われているフランス語がありますが、実はそのままではフランス語として使えないものが多いので、ご注意くださいね。
日本語に取り入れられ、日常に使われているフランス語がありますが、実はそのままではフランス語として使えないものが多いので、ご注意くださいね。

和製フランス語……クレヨンは鉛筆?

日本語に取り入れられ、外来語として日本語で使われているフランス語、または日本語になってしまったフランス語がありますが、実はそのままではフランス語として使えないものがあります。

その一例がクレヨンです。

日本では色をつける画材の名前として使われています。ところが、フランス語のcrayon(クれヨン)は、「鉛筆」の意味で使われています。

こちらでは画材のつもりでcrayonと言っても、鉛筆が出てきてしまうわけです。

というわけで、そのままでは使えない和製フランス語を集めてみました。

※発音表記はRとLを区別をするために、Rの音はひらがなで、Lの音はカタカナで表示しています

衣に関する和製のフランス語

・ルージュ
「口紅」という意味で使われているルージュ。フランス語では「赤」という色を指します。フランス語の口紅は、rouge à lèvres (るージュ ア レーヴる)、直訳すると唇用の赤です。ピンクやベージュ、オレンジの口紅でも同じ言い方をします。

食に関する和製のフランス語

・ミルフィーユ
重なったパイ生地にクリームをはさんであるお菓子の名前ですが、日本語読みをフランス語表示にすると、mille(ミル/千の、千、多数) fille(フィーユ/娘、女の子)になってしまいます。

正しくは、mille-feuille(ミルフォイユ)。feuilleは、葉や紙片を示す言葉です。

・シュークリーム
生地がふっくらとふくらんで、中にクリームの入ったお菓子を日本語でシュークリームと読んでいますが、フランス語での呼び名は、chou à la crème (シュ ア ラ クれーム)。chou (シュ)はキャベツを意味しています。

日本では、シュークリームは定番のお菓子のひとつですが、フランスでは chou à la crème よりも、profiteroles (プろフィットろール)という名を目にすることが多いようです。やはり焼いたシューですが、中身が生クリームやアイスクリームで、チョコレートソースなどのかかったお菓子です。

・プリン・ア・ラ・モード/パフェ・ア・ラ・モード
どちらもありそうですが、フランス語にはない言葉です。「ア・ラ・モード」は、à la mode 「流行の」という言葉が存在しますが、プリンやパフェというフランス語はありません。日本のプリンは、crème aux oeufs(クれーム オ ズー)、flan(フラン)と呼ばれるデザートが近いようです。

・フレンチ・トースト
こちらはフランス語ではないので、ちょっと余談です。

パンに卵、牛乳、砂糖を混ぜ合わせたものをしみこませ、フライパンにバターをひいて焼いたものをフレンチ・トーストと呼んでいます。フランス語ではないものの、フレンチというからには、この名のものがフランスに存在するかと思いきや、フランス語には「フレンチ・トースト」はありません。フランス語では pain perdu(パン ペるデュ)と呼ばれています。

・カフェテラス
日本語でカフェの屋外席を指す言葉ですが、こちらも和製仏語です。

カフェは café(コーヒー、カフェ)、テラスは terrasse (露台)とどちらも、フランス語として存在しますが、合わせてカフェテラスとは言いません。カフェ前の歩道に椅子やテーブルを並べたところは、ただ terrasseと呼びます。

・アラカルト
日本では「いろいろ」、「あれこれ」、「たくさんの〜」という意味合いで使われることのあるアラカルトですが、フランス語では à la carte(ア ラ カるト)と書き、レストランで「(料理を)一品ずつ選んで」ということを意味しています。

・メニュー
レストランでの品書きのこと、またはコンピューターの画面上に表示される選択肢を指しますが、フランス語では menu (ムニュ)と言い、主に「定食」の意味で使われます。レストランやカフェで注文するときに品書きの「メニュー」をお願いしたいときには、

La carte, s’il vous plaît.(ラ カるト シル ヴ プレ)

と、carte を頼んでください。carte が日本語の「メニュー」を意味しています。

生活で使う和製のフランス語

・ランデヴー
男女間のデートという意味で使われていますが、フランス語では広い意味での「会う約束」を意味します。医者や美容院、公共機関での予約、会合、商談などの「会う約束」すべてに使います。rendez-vous(らンデ ヴー)と書きます。

・トラバーユ
日本では「転職する」意味で使われていますが、フランス語の travail(トらヴァイユ)には、「転職する」意味はありません。仕事、労働、勉強、課業、細工、作品、訓練などを指しています。ちなみに医学用語では、分娩、出産も意味しています。

そのままでは使えない和製フランス語は他にもいろいろありますので、探してみてください。
(文:モワソン 久恵(トラベルフランス語ガイド))

このニュースに関するつぶやき

  • ドイツ語でも「メニュー」(アクセントはニューにある)は定食。献立表はシュパイゼカルテ。
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  • フランス語は日本人的に発音難しいよ。『アラン・ドロン』が、私には『ダランダラン』みたいに言ってるようにしか聴こえなかったこと思い出したw
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