蓮舫氏の息子でアイドル・村田琳が告白 「母との決別宣言」をした理由

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2021年03月07日 17:05  AERA dot.

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写真村田琳(画像=事務所提供)。YouTubeの動画チャンネル=https://www.youtube.com/watch?v=3q_NFKcUtGQ
村田琳(画像=事務所提供)。YouTubeの動画チャンネル=https://www.youtube.com/watch?v=3q_NFKcUtGQ
 男性アイドルグループ「VOYZ BOY」のメンバー・村田琳(23)。立憲民主党代表代行の蓮舫参院議員の息子といえば、思い出す人もいるだろう。最近、自身のYouTubeチャンネルで「母との決別宣言」ともとれる動画を投稿して、注目を集めている。彼は有名政治家である母に、どういう感情を抱いてきたのか。なぜ今、「母離れ」ともいえる宣言をしたのか。村田が「母との決別後」の初インタビューに応じ、胸中を語った。

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*  *  *
――今年1月以降、自身のYouTubeチャンネルで政治に関する意見を発信されています。政治的なメッセージを配信するに至った経緯や、動画に込めた思いを教えてください。

「今日で、母親のことを気にして生きるのはやめたいと思います」というメッセージを発した動画(1月27日配信)はメディアでも話題になってしまいましたが、実は思い付きだったんです。

 ちょうど、テレビで予算委員会の様子が流れていて、母が菅首相に「そんな答弁だから伝わらないんですよ」と批判している姿が映りました。コロナの危機に面したこの状況でも、政治家は言葉尻を捉えるような揚げ足取りをしていて、ベクトルは選挙にしか向いてないのだなと憤りを感じました。いうなれば、小学校のホームルームの時間に「○○くんがこんな悪い事していました。謝ってくださーい!」というようなやりとりを、国を背負っている議員が国会でやっているのが、もうどうしようもないなと。

 こういう話をすると「お前の母親がいつもやっている事だろ!」とSNSなどで批判されてしまうのですが、それは母に直接言ってほしい。

 それよりも、コロナを本気で国難と捉えて、医療や経済の改善に最善を尽くして行動を起こしている政治家がどれだけいるのか、と思ってしまいます。それでスイッチが入ってしまって、率直な感情をそのまま動画にぶつけました。

――動画の反響は大きかったと思いますが、どのように受け止めましたか。

 正直、どんな反応が来るのかまったく考えずに発信してしまったのですが、多くの方から応援の声をいただきました。特に、母のことを良く思っていない人から(笑)。母はアンチも多いですが、逆に言えば、反応を通じて、母はこれだけ多くの人と闘っているんだということを実感しました。

 僕は23年間、「母が蓮舫」という宿命と向き合ってきましたが、YouTubeで発信したことで、村田琳として、一個人の意見が届いた気がして、うれしかったです。

――政治については、幼い頃から関心があったのですか。

 つい最近まで、政治には興味がありませんでした。母とも、これまでは政治の話はまったくしてません。

 よく、国会議員の息子は政治をわかっているのだろうと思われがちですが、僕は幼いころから「政治」というよりも「母」を見てきて、母の意見がすべてでした。母に付いていくばかりで、政治的な問題について、何も疑問を持たずに生きてきたんです。

――母親に対する捉え方が変わったのはいつ頃ですか。

 成人してからです。徐々に母の言うことに疑問を持つようになっていたのですが、(1月27日の)予算委員会の映像を見て決定的になりました。ただ、今、その不満を母にぶつけても、僕がまだ政治の知識がなさ過ぎて、論破されるのは目に見えています。母の意見を「間違っている」と言うには、知識がないと的外れになってしまうし、単なるアンチになってしまう。かみつくことは簡単ですが、相手の意見を理解したうえで反論しないと、意味がない。

 偏った意見になりたくないので、今はさまざまなニュースを見たり、新聞を読んだり、政治の本を読むことで、本当に基礎的なことから学び始めています。最近は池上彰さんの『政治のことよくわからないまま社会人になった人へ』という本を読みました。基本的な知識を勉強して、まずはメンバーや友達に聞かれた時に答えられるようになりたい。徐々に知識を深めて、以前の僕と同じように、政治に興味を持てない若者にも考えてもらうきっかけを作りたいです。

――政治家としてのお母さん、蓮舫議員を見て尊敬できる部分はありますか。

 もちろん、尊敬できることもあります。僕は周りの意見を気にして、多数派に流されてしまうことがよくありました。社会に出てから、母のように自分の思っていることをまっすぐに伝えることは難しいことだと実感し、そこはすごいなと思うようになりました。

 ただ、母の強めの口調、言い方には賛同できない。強すぎる言い方で、損をしていると感じます。あの口調は、国会で女性議員として闘っていくための母なりの手段だと思いますが、自分にはできないです。

――昨年8月にご両親が離婚されましたが、驚きはありませんでしたか。

 僕たち(姉弟)が成人していたので、お互いの人生を尊重し合った結果なのだと思います。長い間、双子の姉と父と4人で一緒に暮らしていました。父は優しくて、もめごとやいさかいをしない。母は仕事人間というイメージがありそうですが、家には政治の話を持ち込まないですし、僕の話にも耳を傾けてくれます。

 これもイメージとは違うと思いますが、母は家庭内のこともしっかりやってくれます。僕は実家から出て2年がたちますが、今でも僕のことを気にかけて、生活必需品などを送ってくれます。1カ月に一度は実家に帰っていますが、掃除、洗濯、夜ご飯など、こまめにやってくれて、感謝しています。

――政治家の家庭で育った村田さんが、今はアイドルとして活動していることに少し意外な印象があります。アイドルになったきっかけは何だったのでしょうか。

 最初はバイト感覚だったんです。20歳前後の時に、友人から「面接だけでも」と誘われる形で始めました。歌やダンスのレッスンに通ううちにのめり込んでいって、初のライブに臨む頃には、続けたいという気持ちになっていました。小学生の頃から嵐の櫻井翔さんが好きだったので、櫻井さんのように、マルチなタレントになりたいという思いがありました。櫻井さんは今でも目標です。

 母は「やりたいことをやればいい」というスタンスで、自由に育ててくれて、アイドル活動についても尊重してくれています。そういう意味では、親としての母には感謝しています。

――ただ、どうしても「蓮舫の息子」という見方は付いて回ると思います。どのように受け止めてきましたか。

 自分が母の名前を使ってメディアに出ている以上、その見方は付いて回りますし、抵抗はありません。ただ、これまで何回取材を受けても、ほとんど母のことしか聞かれなくて、僕自身のことについては注目してくれなかった。さすがに、「自分って何なのだろう」という感覚にはなりました。

――過去の動画(1月27日配信)では、「メディアでの発言やインタビューは、母の知名度を傷つけないことだけを考えてきた」と語っていました。

 アイドルとしてメディアに出ているはずなのに、自分の存在意義を見いだせない。蓮舫のPRのような立ち位置しか見いだせなくて、その思いがあらわれた発言でした。そう言うと、母から何か強要されたと思われそうですが、そんなことは一切なく、僕自身の問題でした。

――動画では、「もう、母のことを気にして生きるのはやめたい。思ったことを全部発言する」「これからは政治とも向き合いたい」と結んでいました。これには、どういった思いがあったのでしょうか。

 自分は政治家ではないので、しがらみなどは一切ない。これからは母のことを気にせず、自分の意志で発言していくという決意です。蓮舫の息子として生まれてきた以上、どう生きてもそれを切り離すことはできませんが、そういう境遇だからこそ、果たせる役割があると思うようになりました。蓮舫の息子という自分だからこそ、発信できることはあると思っています。

――例えばどのようなことを発信していきたいですか。

 政治家の息子でアイドルである僕自身が政治を学んでいく過程をYouTubeなどで伝えることで、若者に、政治に興味を持つきっかけになるような動画を発信していけたらと思っています。

 ちょうど先日、若者の政治への関心を肌で感じたく、渋谷で若者100人にインタビューを行いました。(https://www.youtube.com/watch?v=3q_NFKcUtGQ)彼らの回答結果から、日本に変わって欲しいことの1位が「高額な税金」で、現在困っていることの1位が「給料や奨学金などお金に関わる問題」だったので、まずは税金といったお金の問題について勉強し、発信できたらと思います。

 日常で困っている事が政治への関心に繋がりやすいと感じる一方で、学んだ事をただそのまま伝えても、興味まではなかなか辿りつかないと思っています。伝え方も、若者に少しでも興味を抱いてもらえるよう、お金の問題をエンタメと絡めてみるなど、色々と考えながら挑戦していきたいと思います。

――今後の目標を教えてください。いつかは政界進出、とは考えていますか。

 政界進出は、今のところ、まったくないですね。一人の人間としては政治に向き合いますが、仕事面では、アイドルとして、グループの一員として、東京ドームでライブをすることを目標にしています。日本全国の方に僕たちの存在を知ってもらって、嵐さんのように、誰からも応援してもらえるようなアイドルに成長したい。最近はサイン会や特典会など、3月3日に発売されたファーストシングル『GALAXY』のプロモーション活動に励んでいます。「母が蓮舫」ということを取っ掛かりにしてでも、自分が注目してもらうことで、少しでもグループのことを知ってもらえたらと思っています。(聞き手・構成=AERA dot.編集部・飯塚大和)




このニュースに関するつぶやき

  • あぁ、、、AERAにとっては大きい話なんだろうな って感じ
    • イイネ!1
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  • 基本的な勉強のために、池沼彰(笑)の本を読みましたって、もうそこから、ボタンのかけ間違いしてますよ。
    • イイネ!62
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