充実した人生を送るために 今注目される「島皮質」の驚くべき機能

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2021年03月07日 18:02  新刊JP

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写真『科学的に幸せになれる 脳磨き』(岩崎一郎著、サンマーク出版刊)
『科学的に幸せになれる 脳磨き』(岩崎一郎著、サンマーク出版刊)
どうすればもっと人生を豊かにし、幸せに生きられるのか。そのために必要なことの一つは、脳を磨くことだ。

最新の脳科学で導き出された「脳磨き」を紹介するのが『科学的に幸せになれる 脳磨き』(岩崎一郎著、サンマーク出版刊)の著者であり、25年以上にわたり、ノースウェスタン大学医学部神経科学研究所など、米国を中心に最先端の医学脳研究に従事してきた脳科学者・医学博士の岩崎一郎氏だ。

■充実した人生を送るために 今注目される「島皮質」とは?

本書では、岩崎氏が最新の研究論文も含め、250を超える論文を確認した中から、より優れた研究と思えるものを抜粋し、6つの「脳磨き」のポイントを解説する。

岩崎氏によると、人が豊かで幸せに生きられるかどうかが、大きく関わっている脳の部位が「島皮質」だ。島皮質は、大脳のひだ奥深くに隠され、他の部位に覆われていることもあり、これまであまり注目されていなかった。しかし、最近になり、この島皮質を鍛え、脳全体をバランスよく協調的に働かせることが、人生を豊かにすると科学的にわかってきたのだ。

島皮質が担当する分野は、社会的感情、道徳的直感、共感、音楽への感情的な反応、依存、痛み、ユーモア、他者への感情表現への反応、購買の判断、色の好みなど幅広い。また、島皮質に障害が起きると、無気力になり、口にしたものが腐っているかどうかの判断ができなくなるという。さらに、島皮質からの情報は、脳の他の部位、とくに前帯状回や前頭葉に伝えられて意思決定にも関わる。

ただ、島皮質の最も大きな特徴は、脳の中で「ハブ(中継地点)」のような役割をしている点だ。自分の外側から来る感情と内側の感情を繋ぐ、他人の気持ちと自分の気持ちを繋げる、過去の自分と今の自分や今の自分と未来の自分のイメージを繋げる、といった時間的なハブの役割も担っている。

島皮質が発達している人は共感力に優れていることがわかっている。島皮質の機能を高めれば、他の人と心の繋がりを持ちやすくなり、自分を受け入れやすくもなるのだ。

この島皮質を鍛えるような脳の使い方、脳全体をバランスよく協調的に働かせることが「脳磨き」なのだ。本書で紹介している脳磨きのポイントは6つ。・感謝の気持ちを持つ
・前向きになる
・気の合う仲間や家族と過ごす
・人のためという利他の心を持つ
・マインドフルネスを行う
・大自然や大宇宙に接して「自分はなんてちっぽけな存在なんだろう」と感じるようなAwe(オウ)体験をする

これらの思考法・行動を実践すると、脳全体がバランスよく使われる状態となる。

脳科学者による多くの科学的根拠にもとづいた「脳磨き」を実践してみてはどうだろう。豊かで幸せな日々を過ごすヒントが見つかるはずだ。

(T・N/新刊JP編集部)

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